秋だから判る重力換気と風による自然換気の違い

この商品を説明していると、重力換気と風による自然換気をごちゃ混ぜに考えている方に出会います。

秋はこの2つの違いが判り易いので少し纏めました。


まず重力換気とは、同じ空気でも温度が低いと縮まって密度が高くなり、結果として重くなります。

逆に空気は暖かくなると膨張し、軽くなります。

膨張は夏場炭酸ではないお茶などの冷えたペットボトルを半分ほど飲んでキャップを閉めていると、数時間後キャップを緩めた時にプシュと音などで経験則的にも皆さんご存じな筈。

住宅内でいえば冬に窓を開けると外から冷たい空気が足元に入り、風が無くても一気に部屋が寒くなりますよね。

これは温度の低い屋外の空気が重く、室内の温度が適温(例えば20℃とか)であれば上昇して一部の空気が窓から出て行く正に重力換気です。

暖かい空気が上昇する事は熱気球などもそうですよね。

この重力換気がどの程度の温度差で実用的に有効なのかが重要です。


室内外で5℃以上の温度差が無いと有効な重力換気は出来ません。

換気の商品を取り扱っているので幅広い気温で実験していますが、結論は最低5℃の温度差は無いと重力換気は働きません。

例えば35℃の猛暑日だったとしても深夜には外気が28℃か27℃に下がります。

でも風が部屋に有効に入らない状態で夜に窓を開け続けても室温は30℃前後で留まり、足元に感じられるレベルで外気が流れ込む事はありません。

日中に溜まった熱エネルギーが建物からどんどん上がってくる事もありますが、温度差が2℃近くに縮まれば比重も縮まって重力換気は有効では無くなります。

だから多くの方が夏にクーラーを掛けて就寝しているのです。

(夏の閉め切った部屋に帰宅して、室内が40℃以上の状態なら一定時間重力換気は有効です)


秋の朝は重力換気が体感出来る

日中の気温が22℃前後の翌朝、クーラーも掛けないでしょうし窓を閉めるでしょうから朝の気温が10℃前後なら風が無くてもしばらくは窓を開けただけの重力換気が有効に働きます。

おそらく室内外で7℃以上差が有り、これは窓際に手をかざすと空気の流れが判るレベルです。

でもしばらく時間が経つと室内外の温度差が縮まって、重力差による重力換気は止まります。

なので換気が重要とされる今、気温が上がる10時以降とか朝から窓を開けっ放しにしていると、換気目的のはずが窓をただ開けているだけの状態になってしまっているのです。

これを試すには、風の少ない日に線香を窓際に置き、煙の流れを見ればすぐに判ります。

又、有効な換気が出来ているかを知るにはある程度で線香を消し、10分後の部屋の香りで調べるのが一番確実。

内外の温度差が縮まった時間帯に有効な風が取り込めなければ殆ど換気は出来ていないと知る事になります。

なので換気を重視するなら自然の風を使った自然換気が絶対お勧めです。

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