令和6年初夏:最近の気になるニュース

この最近溜まっていた日本や世界の気になる環境ニュースを纏めます。

今年もさらに暑くなり、メッカの巡礼で1300人が熱中症で亡くなったとか北米で異例の熱波等のニュースも世界を駆け抜けましたが、今回は日本に少しでも関係する内容の纏めです。


やっぱり雹が大型化している

これは環境問題にあまり興味を示さない人々に本当に訴えたい!

以前からこのサイトで警告している通り、今年は春先から世界中で雹が大型化しています。

もし信じないならYoutubeから”雹”だけ入力して検索を掛けて下さい。

恐らく最初は日本の雹に関するニュースが先頭に来ると思いますが、興味があると認識されると定期的に海外の異常気象サイトもピックアップされると思います。

そもそも去年から今年にかけて異常気象の動画を扱うサイトが倍増したかと思います。

ちょっとタイトルが大袈裟なので最初は躊躇するかも知れませんが、現実を知るためにスマホでも良いので2週間に1度は見た方が良いと思います。

今は2000年前後のSF映画で流れていたフィクションが、正に現実の世界で発生しています。

大きい雹のサイズで良く表現されるのはゴルフボールやタマゴ、更に大きい時はこぶし大。

タマゴサイズでも十分に物理的な損害は有りますが、こぶし大になれば車や屋根が大破し、人が怪我をしたとの報道も有ります。

そして稀に屋外の檻で逃げようがなかったヤギなどの家畜が死亡したという内容もあります。(こぶし大の重さになれば十分に有り得る話)

雹は植物にも被害が出るので本当に厄介です

今年関西でも姫路や和歌山、日本海側の兵庫や京都でも雹が降り、ゴルフボールよりもっと小さいサイズでもやっぱり農作物に傷が付き、その後成長しても売り物にならないと5月に関西のローカル番組で現物を紹介していました。

関東でも同様にレタスの大半が全滅したとニュースで流れていましたよね。

温暖化問題は決して他人事ではありません、これからもっと頻度が増えれば農業を諦める人が増えるのではないかと危惧しています。


拡大する虫の脅威

これも温暖化の影響なのは明らかですが、6月13日にイギリスBBCからアメリカとヨーロッパでデング熱の脅威が増していると報道されていました。

これはWindリーダーの網戸と併用出来るという発想、そしてシートが外れた時も奥のパイプに磁石がひっつく改良も、近い将来表面化するであろうデング熱の懸念があったからです。

夜に部屋の明かりをつけていると確実に虫が網戸に寄ってきますよね。

だから夏の夜はあまり網戸を開けたくないので今の構造(発想)にしました。

もし夜に強風で外れた場合、網戸を開けなくても奥のパイプに引っ付けた方が使用者のためになるだろうと素材やシートの長さを色々テストしたのです。

蚊に関して一つ提案したいのは、一軒家の多くでは雨水の孔に蓋(小さい樹脂のマンホール型)があると思います。

もし、家の周囲で蚊が増えたと感じたら、網戸用の網を購入し、蓋より大きめに切って網を蓋で押えるように固定するとかなり効果が有りますよ。(100均でも補修用として有ると思う)

私の自宅はその対策を行ってから殆ど蚊がいなくなりました。


さて話を戻して以前から日本でも熱帯の蚊が繁殖し、デング熱の脅威が高まるのではないかといわれてましたが、BBCによると西はスペインから東はギリシャの辺りまで、実際に13カ国でヒトスジシマカ(蚊)が発生しているようです。(日本では既に広く分布している)

更に厄介なのは殺虫剤の耐性を持った蚊が東南アジアで増えていると数年前から報道されており、それが日本で広まればかなり危険。

でも残念ながらアメリカやヨーロッパで流行り始めると、ほぼ同時期に日本にもやって来るので観光客が増えた今、今年は蚊に注意した方が良いと思います。

  • 実際2014年に都内でデング熱の流行をひき起こし、約160名もの感染者を出した(NIIDより)
  • 東南アジアの感染源で知られるネッタイシマカは今のところ日本には生息していないらしい。
  • NHKクローズアップ現代によると、海外で感染したと思われるデング熱の感染者は、5月末の時点で25都道府県から確認されていたそうです。(動画公開有り)

もう一つ言いたいのはカメムシが今年は全国で増えているそうですね。

関西は去年から異常発生し、一度Youtubeで関西のテレビ局名とカメムシで検索して欲しい。

地域によっては想像を上回る数のカメムシ動画が残っている筈です。

自宅で出来るカメムシ対策としては、部屋の蛍光灯をLEDに変えると効果があるそうです。

因みに居住する川西でも多かったそうで、最寄りの散髪屋さんでは去年は窓にびっしりだった、と聞きましたけど我が家ではそれ程でも無かったです。

LEDではないですが、省電力の蛍光灯に変えていたので何か関係しているかと思っております。

カメムシは臭いもそうですが、果樹が好物で和歌山では梨・桃・柿が大量に駄目になったそう。

だからカメムシの繁殖も温暖化の悪影響、日本の食を脅かす存在です。

尚、暑さに耐性があり、天敵が暑さに弱いので大量発生したと専門家が解説していました。


ブラジルの洪水と干ばつ

ブラジル南部では4月末から大雨が発生し、周囲に比べて低い土地では一面池のような状況。

ダムも決壊したそうで、NHKの国際報道によると被災者は230万人との発表です。

この状況は6月に入っても一部ではおさまらず、徐々に食糧危機も懸念され始める程に悪化しています。(輸出大国のブラジルが、26万トンのコメを緊急輸入している)

特に日本へ関係するのが鶏肉で、輸入の7割がブラジル産らしく、今月くらいからカラ揚げの値段も上がるのではないかと推測されています。

その一方、南アメリカのほぼ中央、ブラジル・パラグアイ・ボリビアに渡る世界最大級の湿地帯といわれるパンタナルで止めどない火災が発生しています。

地元の釣りガイドによると、後ろに映る火災を背に、本来なら今の時期、この辺りは洪水で水に浸されているという。

湿地帯って一番CO2を吸収するのではないかと分析されている場所なのに、火災でCO2を放出している悪循環です。

毎月の前年比でこの12か月は過去の最高気温を更新し、インドでは気温が50℃を超えました。

国連のグテーレス事務総長も温暖化は化石燃料会社の責任だと具体例を挙げ発言しています。

更に厄介なのはEU議会選挙での自国ファーストを掲げる極右や右翼の躍進です。

ウクライナへの支援もそうですが、環境問題に対する投資の見直しも早速持ち上がっているそうです。


まとめ

梅雨入りの時期が遅れ、雨の降り方も変わった今、日本のコメ農家が大変だとニュースで拝見しました。

アジア諸国ではもっと大変で、種まきをし、その後雨が降らないか、せっかく発芽しても干ばつで全て枯れた等が海外のサイトで報道されています。

更に6月24日、ロイターの記事では黒海の穀倉地帯が異常乾燥、米国では大雨で農作物への影響が懸念と報じられています。

今回は温暖化でますます悪化している近況を纏めました。

温暖化の一番の懸念は急激な食糧危機です。

このまま何も対策しなければ、年々人類は追い詰められるでしょう

参考:アジアの主食コメは、種まき後10日から14日以内に雨が降らないと発芽しないらしい

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