2024年1月から12月末までの発電量と電気使用量は、HOMEに記載した通りに94.9%のカーボンニュートラル達成率でした。(夏場は100%超えで達成です)
この事実を捉えると、冬も色々試しているのでようやく正解に近づいた気もしますが・・・
冬の節電策に関しては暗中模索でネットの記事やYoutubeも色々見ています。
因みにロシアのウクライナ侵攻以降は都市ガスの削減も心掛けており、夏はシャワーだけにして冬もバスタブを綺麗に洗い、1回目のシャンプーはバスタブのお湯で済ます等の努力はしています。(2度洗いの最後、シャンプーを洗い流す時だけシャワーのお湯は使います)
その他に食洗器はやめ、油汚れを落す必要が有るので食器の洗浄にはガス給湯器を使いますが、もういまOFFしても給湯器からの残り湯で事足りる時点になると一旦お湯を止め、給湯はOFFにして残り湯を活用します。(風呂場の外側に設置された給湯器からキッチリまでには距離があり、2L弱の残り湯がある)
冬に実施している節電策の投稿に至った理由
電気代が高止まり状態なので直近でもネットには数多くの『どの方法が節電になるのか』記事が氾濫しています。
そこで模索中とはいえ冬も使用電力を下げる事が出来たので、ちょっと独自の節電法を纏めてみようと投稿しました。
尚、基本的に服を着込んで『根本的な必要エネルギーを低減しています』から、その前提で読み進めて下さい。
- 太陽光発電分除く2023年1,2月と11,12月の合計消費が1500kW、同月の2024年分は1266kW
平日の日中は二重窓にした2階の部屋で暮らしてます
12年前に太陽光発電を追加した時、一緒にすると移動の工賃が掛からないとの説明から2階のベランダ部屋だけ二重窓(プラマードU・内側の枠は樹脂)を追加しました。
この時は省エネ目的より防音目的だったのですが、そこそこ防寒に役立っていると思います。
二重窓はもっと寒い地域ならより効果的だと思うのですが、兵庫県南部では冬のエネルギー削減よりも夏のエアコン消費が増えた感覚も有ります。
補足すると屋根にソーラーパネルを乗せた時、屋根に直接日射が当たらなくなるから部屋は少し涼しくなるだろうと思ったが、恐らく夜になると屋根からの放熱を妨げて深夜(就寝前)の時点では逆に暑くなった気がします。
これは二重窓にすると、窓を全開にしても横風や斜めの風が入り難くなるので排熱効果が悪くなった事も関係している認識です。
- 窓からの排熱効果が悪くなった事も、Windリーダーに辿り着いた一因かも知れません
ブラインドカーテンは冬も活用しています(日光を最大限に取り入れる)
夏に出来るだけ遮光したいのでブラインドカーテン(横)を活用していますが、冬は遮光と逆の角度、且つ出来るだけ日光が入る角度で使用しています。
これは唯一冬でも日光が届く、窓も大きい2階のベランダ部屋の話です。
日光を取り入れる日中は、ブラインドカーテンの幅までレースカーテンも全開です。(若干お向いから見えるかも知れないが、日中は格子戸効果で中まで見え難い認識)
少し補足すると元々88cmの割安なブラインドカーテン(コーナン製)を取り付けており、この幅は窓の片側より数cm長い程度です。
170cmぐらいの幅も売っていましたので購入時にちょっと迷ったのですが、洗濯の時に出入りする事も有るので88cmを選択しました。
- このブラインドカーテンは、二重窓の中間位置に取り付けています
なのでブラインドカーテンがカバーしていない左側にカーテンを寄せて使っていますが、かなり寒い日でも晴れていれば室温20℃近くにキープ出来ています。(次に記載していますが日射が入るまではエアコンを使う)
だから窓ガラスに断熱材を張り付ける対策を複数で良いと解説されていますが、その方法はもっと寒い地域の対策かと思います。(10年以上前は市販品を窓に貼っていた事も有る)
メインの暖房はエアコンに戻しました
この暖房の選択が一番紆余曲折していますが、やっぱりトータル的には設定温度を下げて必要最小限でエアコンの暖房を使うのが実用的かと思います。
具体的に説明すると、早朝目覚めた時は16度から18度の設定で運転し、最も寒い時期でなければ設定温度に達してエアコンの風力が落ちると数分待って停止します。
(最低気温が3度以下の日は10時頃まで連続運転する事もある)
その後室温計が15度を下回れば再度エアコンを掛ける事も有りますが、晴れの日なら9時過ぎから日射が入るのでエアコンはOFFにします。
そして次にONするのは日没前です。
日没前にONする目的は太陽光のFIT(10年間の定額買取)が終了し、夕方の僅かな自家発電を使って有る程度部屋を暖めておこうと考えたからです。
因みに18時頃から買い物に行く日は日没前ではなく、買い物が終わった後からONしています。
次にエアコンを切るのは22時頃に食事をする直前です。
食事をとると少し体温も上がるし、エアコンを切る時点で室温が20度少しなので他の対策をしていれば翌朝でも10度を下回らないからです。
(寝た時に暑くて毛布や布団を蹴ると、かえって風邪をひいてしまう可能性もある)
この暖房についてはどれが最適なのかが難しく、地方や日射量など各自の条件で変わるでしょう。
過去にはこたつを使ったり、毛布を被りながら電気あんかのみにしたりも試しましたが、現在は下段の隙間風対策をした上でエアコン暖房にしています。
電気使用量だけを見ると毛布を被りながら電気あんかを”中”にして寒さを凌ぐ方法が最も少ないのですが、とにかく手の指先が凍えるので末梢神経や毛細管に負担が掛かります。
その時血栓が発生するかもと記事で読んだので、今では相当朝が冷えそうな日にだけ電気あんかは就寝時足元に置いて使っています。
- 初期の頃は単純な電気容量で比べて電気ストーブを使った時期も有りますが、常時ONの電気ストーブより設定温度を下げてエアコンを使った方が電気使用量は低い
- エアコンの風向きに関しては、この部屋では斜め下が正解と思っているので夏の冷房とほぼ同じです。 暖房時は人の付近に風を流す為、左右のフィンだけより中心にしています
冬の換気について
家族が7時前に出勤すると、まずは階段の窓を30分以上開けて換気をします。
この時階段の窓1箇所だけか、風呂に入った翌日は階段+洗濯機のある脱衣所の窓を僅かに開けているだけで、俗に言う重力換気です。(酸素を取入れ、家の一部の湿気を薄める目的)
これは以前に2段換気の記事を知り、その後コロナ感染が広がってからはこの行動をしています。
- 2段換気とは、上記のように直接部屋の換気をせず、廊下・階段などの空間に限定して換気を行い急速に家全体の温度が下がるのを防止する方法で、北海道等で良く採用される換気方法です。(最近のお金を掛けた住宅では、2段換気より熱交換式の換気扇が主流らしい)
次に昼食も上記の日が当たる部屋で行い、食事後にこの部屋の窓と1階のキッチン、そして階段の窓も開けて、この時に10分程家中の換気をします。
そして2階の窓とキッチンの窓は閉めて、階段の窓のみ14時頃まで開けています。
これはどのみち家中を換気するなら最も気温が高い時間帯に済まそうと、そうしています。(雨の日は臨機応変に雨の時間帯をずらす)
以前は使っていた急速に部屋を暖めるガス暖房をやめた関係も有るかと思いますが、この換気法に変えてから窓の結露も抑えている認識です。
そして夜になると、暖房を掛けながら1時間半に1回程は夏の排熱で掲載した元冷風機の縦型扇風機で少し窓を開け、3分程外に向けて強制換気します。
これは外気温が低い時、換気を素早く行った方が省エネだとTVで見たからです。
加湿器について補足
少ない暖房で室内を暖かく保つ方法として加湿器が良く紹介されますが、上記の頻度で換気を行うと加湿器は不要と考えます。
以前加湿機能付きの高価な空気清浄機を使った時、冬シーズン後にタンクを確認するとヌルヌルしていました。(給水の時、毎回すすぎ程度はしていましたけどね・・・)
若干とは言えカビや菌の対策をしている水道水でもこうなるのかと思い、以降は加湿器を使っていません。(近年カビや菌の対策をしている製品もあるようですが・・・)
数年前、関西のベテラン芸人が加湿器から発生した菌により命の危険に晒されたと知り、1年で加湿器をやめたのは正解だったと思います。
家の中の隙間風対策
冬の電気消費量が増える原因の一つですが、外気温がかなり下がるので、暖房を使う室内と階段や廊下とは相当な温度差が生じます。
過去に色々試したが、例えば最高気温12度まで上昇した昼間に全ての窓を2時間開けても、暖房を掛けていない廊下や部屋では、朝から1,2度上昇しても7度付近で止まりです。
密度が全然違うので、空気だけでは壁や床が温まらないのだと解釈しています。
という事で、冬は暖房を入れた部屋と廊下や階段に10度以上の温度差が出来る為、空気の重力差が発生してドアなどの隙間から冷たい空気が流入します。
これは住宅会社により違うのか、24時間換気義務化の少し前に建てた関係なのか、ドアの下の隙間が5mm程も空いていたので、ホームセンターで売っている窓用の隙間風対策のゴムをドアの下側に貼っています。
一つ注意が必要で、二重窓にすると元々のガラス窓の換気口が使えません。
(24時間換気が導入される前の住居なので、元々の窓の上に開閉式の小さな換気口がある)
この事から部屋の隙間風対策をすると酸素不足懸念があり、適時換気を意識しています。
- 石油やガスストーブを利用する方は、もっと頻繁に換気をして下さい
窓からの冷気の対策
まず日光を取り込んでいるベランダの窓に関しては、二重窓にしたとは言え下から冷気が流れるので日没時、厚めの遮光カーテンを使い、最も重要な床付近に小型のテーブルや段ボール箱を並べ、少しでも・・と思ってカーテンをまたぎ段差(窓の下部分)に押し当てています。
- テレビで二重窓にする前とした後の熱センサー検証を見たが、二重窓だけでも効果は有ると認識しています。しかしそれでも冷気は感じられるので、遮光カーテンと床の対策は効果が有る認識です。
次にこのベランダの部屋には他にも3つの小さな窓が有ります。
道路側の2つに関しては、向いに新築2階建ての住宅が建ってから、元々ほぼ使っていなかった事もあり近いサイズの連結式絨毯と、更に画像も掲載していますがプチプチを利用して一応冷気対策をしています。
尚、このプチプチはYoutubeの事例を参考にしました。
凄く効果があったとは正直認識していませんが、独自に磁石で取外し可能としています。
- カーテンレールが鉄製だったので、L字金具を利用して冬が終われば取り外せる工夫をしています
まとめ
夏で室内が暑くなった時にはエアコンの冷房がほぼ一択だと思いますが、冬の暖房には様々な手段がありますよね。
まず昔はTVの色々な情報から400/800Wの電気ヒーターを買って使ったり、布団の下に電気絨毯を敷いたりも試しましたが、やっぱり圧縮されると高温になる気体の特性というか、今で言うヒートポンプ式に該当するエアコンの方がエネルギー効率は良いのかと考えていて、最近では結果も伴って来ました。
補足1:ヒートポンプとエアコン暖房の違い
- 圧縮される触媒が異なりヒートポンプはより高温になるCO2等を使っている。(お湯に蓄熱するエコキュート等もヒートポンプ式) エアコンはポンプの圧縮方向を正逆に出来て、逆方向にすると冷房になる。(代表的な触媒がフロン類)
補足2:電気ヒーターについて
- 電気ヒーターは阪神淡路で発生した通電火災の事もあり、ONしたまま就寝する事は避けて下さい。
エアコン中心の暖房に切換えて思う事は、出来るだけ狭い室内の空気だけを暖める、且つ厚着をしてすごせる設定温度にギリギリ下げる事が、温度調節のセンサーも効いて省エネに繋がった気がします。
それと今の年齢だからまだ言える事かも知れませんが・・・、
ヒートショックの話題が毎年挙がりますけど室温をそれ程上げていないのでトイレや脱衣所との温度差も少なく、そもそも着込んでいるので体の負担が少ない気もしています。
とは言え今実施している方法が完璧ではなく、今後もっと掘り下げようと考えています。
一つ言える事として日光が入る部屋では、窓ガラスに直接断熱フィルムを貼るよりも、日光と併用した方が正解だと考えています。
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L字金具とプチプチを両面テープで貼り、鉄製のカーテンレールに磁石で引っ付ける
<このプチプチカーテンは、春には簡単に取り外す事が可能>
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