型落ちエアコンの正しい使い方(冷房時の臭い等)

8月19日に気象庁から3か月予報が発表され、やはりというか11月初旬までは残暑が続くと説明がありました。

翌日のフジテレビ サンシャインでは天達気象予報士が『今年の9月は8月です!、残暑と考えるより通常の8月と同じ気温が続くと思って下さい』と熱中症への注意を促していました。

あ~、結局今年も5月から10月までは本当に夏になってしまった…温暖化が急激にその域にまで悪化した事を長い長い高温日数で証明しましたよね…。

と言う事で11月まで続くであろう残暑に合わせ、今月は世に蔓延るエアコンの使い方で何が本当に正しいのかを自己の経験から少し掘り下げたいと思います。


型落ちエアコンとした訳

まず冒頭で説明しなければならないのはごく最近のエアコンは各社しのぎを削り、これから記載するカビや省エネの問題にもかなり対策をしているので、その最新エアコンは除くという趣旨です。

(最近は熱効率の良い冷却触媒が主流になり、それだけでも省エネですからね)

但し注意しなければならないのは、メーカーにもよりますが、フル機能のエアコンって少し広い目の14畳タイプ以上が多いので6畳用などの小容量エアコンは装備を削っている場合があり、まずはお使いのエアコンの機能をカタログやネットで確認する事から始めて下さい。


手始めに:ドイツがエアコンを嫌う理由って何?

この事は過去に複数回見聞きしたのですが、HOMEにYoutubeのリンクを張り付けているようにドイツ公共放送(DW)でもエアコンは環境にも健康にも悪いと発言しています。

環境に悪い事は判りますよね、エアコンで冷房を使う時、屋外の室外機からは70℃近い熱風が放出されるので、本当の意味でのヒートアイランドは室外機の熱が引き起こしていると頭の良い欧州人は考えています。

更に室外機は街の景観を損ね、パリ五輪の時に選手村でもエアコンが申請しないと付かない事も記憶に新しいところです。

まあフランスにしてもドイツにしても緯度で言えば北海道に近いので、過去の夏だったらエアコンが無くても過ごす事は出来たのです。

とは言え近年40℃近い日も発生しているので、彼らも扇風機を通り越してエアコンを購入し始めているとの報道も見かけます。

環境と景観に悪い事はこの程度として、何故欧州ではエアコンが健康に悪いと考えているのかです。

具体的にその内容を証明している動画は残念ながら見てはいないのですが、話のニュアンスから冷房病とカビの問題から健康に悪いと考えているのではないでしょうか。

冷房病は設定温度を調整すればそれ程でもないとは思いますが、冷房を使うと熱交換器が結露し、数年使うとどうしてもカビが蔓延る状態になり、想像しても体に悪そうですよね。

※個人的にはこのエアコンのカビで過敏になり、日本人だけ花粉症が異常に多い結果へ繋がっていると思うほど、カビはかなり健康に良くない存在だと思いますよ‥。


自分の家はそんな事ないと主張する人も、一度エアコンの室内機の中を懐中電灯で確認して下さい。

全てのエアコンが大丈夫だとは断言出来ませんが、運転を停止している時、風の上下を調整するルーバーはゆっくりであれば手で開く事が出来ます。

開いて送風ファンの汚れを確認した後は、適当に閉める程度に戻せばOKです。

手で開いても大丈夫な理由は、大半がDC系ブラシレスモーターで開閉しており、運転開始時に自動的に全閉にしてからルーバーを開く動作で再位置決めするので壊れる事は有りません。

※因みに多くの機種は、上記と似た目的で電源をコンセントから抜いて再投入すると、先にルーバーを開き、その後全閉にして位置を確定させている筈です


停止時の送風ファンを見れば明らかだと思いますが、数年使用したエアコンなら結構黒い埃がこびり付いており、その内容は埃とカビや菌です。

それに伴い慣れてしまっているだけで、エアコン始動時には臭い匂いが少しはすると思いますよ

これは一般的に2週間に一度清掃した方が良いとされている網のフィルタとは全く別なので、空気を取り入れるフィルターをいくら綺麗にしていても静電気の関係から埃が蓄積し、冷房の結露でカビも増加します。

  • あなたの部屋が布団、毛布、絨毯すら無く、裸族で生活している場合は別かも知れませんが‥

ここの送風ファンは自己責任になりますが、Youtubeで主婦でも出来るとかレベルに応じた清掃方法が出ているので、年に一度は有る程度まで綺麗にした方が良いと思います。

因みにひと昔前は割り箸にキッチンペーパーを取り付けたりコンビニのフォークを利用する動画が多かったですが、今では各100均ショップで専用の掃除スティックが販売されているのでそれを使って下さい、清掃に要する時間が全然違います。

※お掃除ロボットなど内部に複雑な機構が取り付いた機種は清掃が禁止されている場合があります


ここからがエアコン(冷房)の日常の使い方

先程は埃・カビ対策としてシーズンOFFに送風ファンを清掃すると記載しましたが、エアコン内部の熱交換器の清掃の方が大変。

テレビやYouTubeでも見た事は有ると思いますが、エアコン清掃の業者が高圧洗浄で洗い流し、下から真っ黒の液がドバっと出て来るあれですよ…。

それにいい加減な業者が洗浄すると、かえって後からカビが広がり翌年から大量発生しますよ、と言う専門業者の動画も見た事があります。

その内容にはちょっと心当たりがあって、一番最初に某家電量販店に洗浄を依頼したのですが、特に6畳のエアコンは2年後から凄くカビ臭くなった経験があり、その体験から出来る事は自分でするようになりました

※近年エアコンの送風ファンもドレインパンも取外し、ほぼ完全に洗浄する動画も出ていますが、やっぱり専門知識と経験が無ければ出来ません。 特に冷却触媒は高圧で充填されているので熱交換器を含む配管上の何処かが破損すると爆発に近い状態で冷却触媒が噴出するらしく、専門で無い方は以下の記載内容程度で対策するのが無難です。(くらしのマーケット大学が各メーカーの分解清掃動画を出しおり、その大変さが判る筈)


エアコンの臭いが気になり始めれば、疑似氷結洗浄を行う

数年間エアコンを使い続けると、大抵の場合起動し始めに少し風から臭いがすると思います。

これは内部にカビが増えているサインであり、その年に専門業者が完全な分解洗浄を行っていない限り、臭いは年々酷くなります。

普段の部屋の掃除もそうですが、完璧を求めると時間も費用も掛かるので、8割の成果を目指して対策すればそこそこ理にかなった持続可能な方策といえるでしょう。

その一つが個人的に疑似氷結と名付けた方法で、使い方なので清掃する必要も有りません。

これはエアコンに詳しい人が動画で推奨していた方法ですが、冷房を使い始めるシーズン前に、部屋の窓を全開にし、冷房で設定温度を一番低くして1時間程運転する方法

恐らく日立の氷結洗浄を疑似的に行う目的なので、古い機種なら氷にまでならないにしても熱交換器のフィンはかなり結露します。

この結露した水分を利用して埃とカビをフィンから下のドレインパンに流そうという趣旨。

ポイントは熱交換器に水分を沢山つけたいので窓を全開にし、常に外から湿気を取り込む事です

まあ窓全開なので無駄な電力を使ってしまいますが、カビによる健康被害を考えるとシーズン前に限らず2週間やひと月に1回は私も実施しています。

尚、日立は冷蔵庫も作っているキャリアが有り、多分低温側の規制を外して熱交換部で実際に氷を作ってますが、元々この機能が無いエアコンではそこまでの効果は期待出来ません

しかし実際熱交換のフィンが相当結露するので、やらないよりは、かなり臭いは改善します。

因みに動画では上記疑似氷結の後、直ぐに1時間送風の運転をすると紹介していました。

これはまだ冷房を使わないシーズン前なら乾かす目的の1時間送風は正解です。

既に真夏で冷房を連日使用している時期の場合、私は30分以上運転したあと最後に窓を全部閉め、部屋の室温が26℃以下になれば最低設定の冷房運転を止めて最低20~30分はそのまま窓閉め状態で放置します。

いずれ室温が上昇するので29℃を超えると28℃等目的の設定温度で本来の冷房を掛けます。

一旦最低設定の冷房運転を止めて放置するのは、水滴が下側のドレインパンに流れ落ちる時間を作りたいからです。

一度部屋全体の室温が下がれば、エアコンの冷房を止めていても扇風機を体に向けて回すと割と長い時間涼しいですからね。


氷結洗浄まではしない日々の初回運転はドライ(除湿)が正解

これも先に補足しますが、各メーカーの最上位機種は除くと考えて下さい。

例えば我が家がリビング・ダイニングで使っているダイキンは、うるるとさららという技法を使い、結露で除湿しながら室温を下げない目的で熱交換器の8割は冷房、残りの2割は暖房にしています。(4方向弁とかを使って制御しているみたいです。 恐らく対象の畳数が広いと、弱冷風では湿度が取り切れないから。)

他メーカーの最上位機種も、冷房運転を止めた後に内部を乾燥させる運転を自動で行ったりしているので、そもそもカビ対策を行っている筈だから除外としています。


ではそれ以外の(小容量)エアコンは‥外出から帰った時や私のように就寝時はWindリーダーで窓開け就寝をしていると、数時間は内部にカビが繁殖し易い環境が出来ている筈です。

その状態からいきなり冷房を掛けると送風ファンからカビの胞子が沢山出そうですよね。

先程エアコンの臭いが気になる段階まで悪化すれば疑似氷結を勧めていますが、そこまでではない普段の運用は、いきなり冷房では無く、その日の初回だけドライ・又は除湿運転から行うのが正解の筈

※毎日疑似氷結を行うと、驚く金額の電気代が請求されると思う


最上位機種以外のエアコンのドライ(除湿)って大半が弱風状態の冷房でせっせと結露を作る運転なので、結露の水分で少なくとも熱交換器のフィンに着いたカビの胞子が遠くに飛ばす事を防ぎ、室温と温度設定に関係無く運転初期は冷却ポンプが高稼働状態になっているからです。

因みに一度お手持ちのエアコンでも確認頂きたいが、ドライ運転の時って最初に室外機の冷却ポンプが運転し、送風ファンを回すまでに若干ですが時間を設けていると思います。

かなり安いエアコンや海外メーカーならそこまで制御していないかも知れませんが、通常の冷房運転は室温を先に計測する目的もあって冷房を掛けると早めに送風ファンが回っている筈ですが、それに対してドライ(除湿)は結露目的なので熱交換器のフィンを冷やす事が先決、更に送風も弱いのでカビ胞子の拡散がマシだと思います。

※ドライ(除湿)運転でも運転最初の5分から10分は窓を開けて内部の危ない空気を自然換気で外に出して下さい。 その後窓を閉めて室温が25℃付近になるとドライ運転を停止します。

※環境問題をテーマにしていてエアコンを使っているのかと思う人もいる筈ですが、極力自分宅の太陽光発電の出力が上がるまで待ってから使っています。 又、夜間の使用電力を減らすため、Windリーダーで夕方に排熱してから家族がエアコンを使うように対策しています。 そうしないと夏の電力使用量は減らせません。


と言う事で、カビによる健康被害を少しでも抑えるなら初回はドライ(除湿)で20~30分程運転し、一旦10分以上は止めてからお好みの室温で冷房を掛けるのが正解かと思います。

尚、ドライを止めた後は湿度だけでなく室温も下がっているので、お手持ちに扇風機やハンディーファンがあればそれらの風で28℃台後半までは全然暑くはないと思いますよ。

  • 一旦10分以上止めるのは、結露した水分がドレインパンに落ちる事を期待しての時間、但しその日の温湿度によっては水滴までにならない場合も有ります。
  • 一部のエアコンはドライ運転を行った際に、除湿に最適な向きへ送風フラップを自動で動かすタイプがあるので冷房運転に切り替えた後はお好みの向きに再調整して下さい。
  • 日々の冷房運転の後、その部屋を使わないなら窓を開けて30分から1時間は送風運転を行って下さい。 送風のみの運転は20W程の省エネなので電気代は僅かです。 しかしその部屋に人が居残るなら送風はせず、翌日のドライ運転に託しても良いと思いますよ。


エアコンの冷房は上向きが正解か

一昨年になるのかダイキンの担当がエアコンのフラップは上向きの方が節電になるとTVで話しました。

これね~、色々議論を呼んだのかダイキンのホームページに後から節電に関する内容は、無断で転載しないようにと注意書きが追加されたのです。

私個人の見解は、そんなのは部屋の構造に依存するだろう、と言うのが超単純な結論。

私はどちらかと言えば下向きで風は中弱にし、冷気の溜まりを作ってそこにDCファンを置いて人に向けています。

特に2階建ての2階では、屋根から相当熱の影響を受けるので上部の空気はかなり暑い。

エアコンによる空気の循環といってもわざわざ遠くの暑い空気まで冷やす必要は無く、出来れば必要な部位だけ冷やしたいですよね。

これは三菱電機のムーブアイでしたっけ、センサーで人のいる場所にだけ冷風を送るようルーバーを制御し、確か省エネ大賞を受賞ってPRしていましたよね。

24時間エアコンを掛けっぱなしにするなら別だけど、本当に省エネを期待するなら不必要な場所まで冷やす必要は無いと思います。

因みにDCファンはACの扇風機と違い、かなりの弱風まで選択出来るので家族分のDCファンを購入してもいずれは費用回収し、老若男女それぞれの好みで風速が選べるから最適と思いますよ。(更に防災でポタ電を持っていれば長時間使えるし)


エアコンは健康を阻害する?

中盤でドイツの公共放送がエアコンは環境にも健康にも悪いと表現している事を記載しましたが、参考までに私は花粉症になった事が有りませんし、食べ物の好き嫌いは有るけど一般に言われるアレルギーは無いと認識しています。(本能的に食べない食品は有る)

都会では花粉がアスファルトと車で粉々になり、それが原因で患者数が多いなどとテレビで解説される事も有りますが、花粉なんて太古から飛んでるので時代背景的にエアコンのカビ・埃で鼻腔が過敏になっているという事は本当に無いのかな?と単純に思います。

特に田舎から出て来た芸能人が、東京に来てからとか今年から急に発症したとかの話を総合すると、防犯・音・汚れた空気の関係で夏は部屋を閉めっぱなしにし、エアコン内で一気にカビが増えた切っ掛けから花粉症になっている疑いは有ると思います。

人間はカビに耐性が有るとは言いますが、恐らくそれも有る程度の量までの話でしょう。

以前お風呂のカビを放置した結果、肺にまでカビが広がり手術したとテレビで見た事もあります。

なので耐えがたく蒸し暑くなった日本では、エアコンを正しく使う知識も必要。

医療関係者も冷房中は適度に換気する事を勧めていますが、空気は人間にとても重要で、換気をする理由としてカビの事に触れる医者もおられます。

余談ですが今年の夏、日テレのカズレーザーと学ぶで睡眠のスペシャリスト柳沢教授が、”元気な100歳はどんな睡眠をとっているのか”で100歳越えの陸上選手を特集していました。

その方が入眠時に少し眠りが浅かった時、エアコンを使っていないのか室温が28℃台だった場面がありました。

その時柳沢教授はエアコンをつけてないのが原因と解説していましたが…。

恐らく窓を開けて換気をしているだろうから、100歳越えでも元気なのはそれも一つの結論じゃない?、と思いました。(酸素も普通に吸える)

冷房による睡眠の質も重要ですが、トータル的にどっちが健康に良いのかは判らないですよ。

医学なんて私らが幼い頃に良いと聞いていた内容が、事実どれだけ間違いだったと覆ったか…。

同級生達の子供も、結構な割合で不登校だったりアレルギー体質だったりしています。

原因はエアコンだけでは無いでしょうけど今の暮らしには何か体や精神に悪い事が内在していると思う、その代表が二酸化炭素濃度とカビではないか?

実際Windリーダーで極力換気しながら睡眠するようにして、夏の食欲不振は無くなりましたからね。

就寝時にクーラーを使っていた時期に比べ、翌朝からの温度差というか酸素量やカビの胞子なのか、少なくとも食欲不振も無くなりましたし、デンマークや日本の大学も換気は良いと証明しているのだから閉め切った部屋でクーラーを使うのは駄目かも知れませんよ。

深夜に雨が降る日もあるので私も就寝時に全くクーラーを使わないとは言いませんが、今年は日中ずっと猛暑ですが、幸い夜中の雨が少なく3日か4日しか就寝時のクーラーは使っていません。

夏風邪なんて全くひかなくなりましたしね‥。


まとめ

タイトルで型落ちエアコンとした理由に、近年冷房能力が上がった冷却触媒の登場が有ります。

大昔はフロンガス一択だったのが、オゾンホールを壊してしまうと禁止され、フロンに手を加えたCFC・HCFCとなり、現行の古いエアコンはR410A(HFC)が主流です。

これらが非常に危険な温暖化ガスと判明し、2016年頃からR32という冷房能力も優れ、温暖化係数も低い新しい冷却触媒に切り替わっています。

このR32を使ったエアコンはそれだけで省エネになるともいわれ、日立の氷結洗浄もこのガスのおかげともいえるでしょう。

更に最近は0.5℃刻みの温度設定も可能で、本質的に省エネにするなら思い切ってエアコンを買い替える方法も有るでしょう。

メーカーによっては熱交換器にカビ対策のコーキングをしたり、プラズマとかも効果を確認している筈だから、今回の記載内容までは気にする必要が無いかも知れません。

片や新しい製品を作る時にも電気が必要で、何だかんだいってもその時にCO2が排出される訳ですから温暖化対策の目線でいえば、有る程度古いエアコンも正しく使い、製品寿命を期に新しい機種へ切り替えるのが無難な考えだと思います。


追補:エアコンカビ対策のあれこれ

初期の話をすると新品から3、4年目にはスプレー洗浄を数回やってましたが、あまりお勧めしないと昔TVで見てからはやっていません。

(カビの温床になるらしい。霧の粒をかなり細かくした改良タイプも有るようですが…)

それら様々な経験を経て今回は素人の方が実施してもリスクが少ない内容だけを纏めましたが、主にシーズン前にはYouTubeの内容を参考に、多少リスクの有る対策もした事はあります。

※真夏にエアコンが故障すると死活問題なので、リスクを伴う方法はシーズン前が推奨です

又、もう既に20年近く使っているエアコンなので万が一壊れても仕方がないと割り切って数々試してきました。

例えばシーズン前に電源を抜き、電気部分を養生してハイター系の液を薄めて熱交換器に霧吹きをしたり、ドレン用の穴が電気基板側なので、ドレンパンの溝のぬめりが流されるよう月いちフィルターを外した状態で、水滴を多く流す目的からドライ運転を掛けてセンターから反基板側の熱交換器部に3回に分けて100cc程霧吹きで水を掛けたりもします。


余談:あの話は本当か?

最近エアコン動画で急に増えだした内容が有ります。

それは30℃以上の気温の日に暖房の上限設定で1時間運転すると、カビは50℃で弱るから一発でカビ臭さが解決するとの内容です。

(類似のカビ撃退動画が一気に増えたのは、お風呂から上がる時、浴室の壁に50℃の熱湯を掛けるとカビが死滅するとのTV番組の情報から着想を得たように思います)

尚、私も盆明けの最高気温37℃の11時頃、確か32℃推定から1時間暖房を試したが、結果的にほぼ効果は感じ無かった。

それに熱交換器の温度を上げたいのなら、温調(サーモ)が働かないように気温30℃弱の日に実施するのが正解だと思うし、大半の半導体や基盤は40℃までが保証温度です。

エアコン内部を意図的に高熱にするのはメーカーも流石に推奨しないだろうとも思う。

元々冷房シーズン前、本格清掃後に似たような乾燥目的の送風&暖房運転をしているので真夏に無理する必要は有りませんよね。

(根本的にお湯と室内の空気の密度が一緒と考えるのはおかしいと思うし、その考えなら真夏は60~70℃に上昇する車のエアコンからカビ臭い匂いなんて出ないんじゃないかな、とも思う。 動画って偽ネタ・思い込みネタも多いので注意ですね…)


追補以降に記載した内容は、私はそこそこ知っているから自己責任で行っているのであって、リスクに感じる方は最初にエアコンクリーニング業者に依頼し、その翌年から本文の対策を実施して下さい。

でもエアコンクリーニングに依頼すると部屋の片づけとかも大変でしょ。

数年に1回は業者に任せるとしても、本件の対策を実施すると恐らく依頼回数が減ると思いますよ。

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