過去ブログの検証と、北米の熱波は対岸の火事なのか

過去に記載したプログ内容の数点で、最近続けてその解答と捉える事が出来る発表が相次ぎましたので少し纏めました。

今回は将来の検証の時に、若い世代にこのような記事が有ったよ、と伝えたいとの思いが有り投稿しています。


  • サンマの減少と温暖化

まず明日はアースデイに記載したサンマの減少ですが、6月4日、水産庁が初めて温暖化の影響が有るとの見解を出しました。

以下に日テレNEWS24の記事から一部引用させて頂きます。

『4日に取り纏められた報告では、その原因として、地球温暖化による海温水の上昇や海流の変化を挙げました。魚の成長出来る時期や海域が変わって餌の確保が難しくなったり、成長する前に他の魚に食べられたりするリスクが高まったため、漁獲量が減ったと分析しています。』(以上、引用)

尚、水産庁の見解はサンマとサケとスルメイカの漁獲量が近年急激に減っている事への見解です。

この記事に関して補足したいのは、地上の気温の1度上昇より海水温の1度上昇は、比較にならないほど生物への影響が大きい点です。

何故なら分子量で考えると気体と液体では3桁以上液体の方が密度が高いので、生物が受ける温度上昇の影響は単純に考えても大きくなります。

(分子量は科学の例題に使われる、水が沸騰する100度で体積が1700倍になる事から想像して下さい)

これは決して水温1度の上昇で海の中では3桁以上生物に影響が出るという訳では有りませんが、確か昔の科学雑誌で2.3度だったか2.4度上昇すると劇的な変化が起こると記載していたと思います。

この科学雑誌の記憶精査の為ネットを検索したところ、古すぎて求めていた記事は見つかりませんでしたが、東北大学のプレリリースがヒットし、北半球の亜熱帯では既にこの100年で1度上昇していると記載が有りました。

日本近郊では大日本水産会が漁獲の変化と共に海水温をpdfに纏めていましたので、興味の有る方は一度検索して下さい。

尚、5月5日の報道ステーションで初めて知った亜熱帯モード水に関しては、CO2増加の項目で記載します。 関連があると思われるので、合わせてご確認ください。


  • 最初のブログ:NHKの感染爆発危機を見て、の検証

この最近テレビ朝日系を中心に、ダイヤモンドプリンセス号の感染経路調査のため実際乗船もされた西村秀一医師の特集が数回放送されました。

西村医師は国立病院機構仙台医療センターのウイルスセンター長で、長年呼吸器系ウイルスを研究された医師であり専門家です。

尚、これらの番組では、アメリカのCDCでも手指の接触感染リスクは1万分の1より小さいと新たな見解を紹介し、逆にエアロゾル粒子が集中している場所では感染リスクが最大になると合わせて説明されています。


まずテレビ朝日で最初にピックアップされたのは、『もうだまされない新型コロナの大誤解』が発売された翌日のワイドスクランブルだと思いますが、その中でも本文から『真に有効な(感染)対策は、換気をしっかりすることに尽きるのです。』と明言されています。

又、乗員乗客3711人中、712人が感染したダイヤモンドプリンセス号の分析で、エアロゾル感染の事を『明らかに空気感染でした』と本に記載されています。

その理由としてウイルスを含んだエアロゾルが空気の流れに乗って移動しなければ、こうした大規模感染は起こらないと見解されていました。

客観的、又は消去法で考えれば正にそうだと思いますし、1月のプログに書いたNHKの感染爆発危機を見てから綴った一連の内容を見て頂きたい。(特にNHK関係者)

そう、パンデミックから半年ほど経過した時点で本来ならかなり原因が絞り込めた筈なのに、それがされずに今に至った事は悲劇でしかないと思います。

本当に思いますが初期の頃から空気感染も可能性があると真の専門家が主張していれば、マスクは要らないと言う間違った発言も取り上げられなかったでしょうし、日本の状況はもっと良い状況で推移していた筈です。

(当初からマスク推進派の水野医師や大谷医師は、空気感染の可能性有りと発言していましたが、声の大きい人達に圧倒されてしまったのが悔やまれる)

西村医師の話に戻ると重要なもう1点、何故お酒の提供が駄目なのかをテレビで発言して欲しかったと思います。

酒類、特にビールを沢山飲むとトイレに何度も行く事になります。

その中に感染者が一人いれば、トイレの密閉された狭い空間にエアロゾルが多く残るので空気感染なら多くの人へ感染が波及します。

これが全てでは無いでしょうが酒類を禁止すれば若干感染者が減る事にも繋がり、多くの人が感染した時に自覚が無い事にも繋がると思います。

その時はトイレに一人だからです。

私もそうですが、マナーとしてトイレでマスクを着け直したり、体調によってはうがいや咳、喉の調子が悪ければタンを吐いたりもするので、感染元のエアロゾルが多く残るリスクは高いと考えています。

これらは人前では出来ませんから…。

少し補足するとトイレには換気扇が付いているからと考える人は多いと思いますが、換気の原則、どこから吸気しているかが重要であって、ほぼ密閉して換気扇だけ回っていれば、その周囲の空気だけが出入りするだけです。

又は同じ方角の壁の小窓を開けていても、その間の空気の流れが出来るだけなので、感染を防止する排気の流れでは有りません。

対策をするなら思い切って換気扇のサイズを上げ、トイレの扉の下部に穴を開けた方がよっぽど効果があるように思います。

穴をあけたあと、見栄えが気になるなら私の専門分野である制御盤用で適度なサイズのフィルターが有りますので、工夫をすれば扉へ取り付け出来ると思います。

店側にそれらの環境が整うまで、イベントも減っている事だし政府が屋根を外した仮説トイレを繁華街へ設置すると、何等かの変化が見られるのではないでしょうか?

少なくとも増える事は無いと思います。

因みに初期の頃、大阪のライブハウスでクラスターが2件発生しました。

半年ほど経過し、吉村知事がその原因について恐らくトイレだと思うと記者の質問に答えていたのですが、当時は接触感染が疑われていたので多分蛇口やドアノブを疑っての発言だと思います。

CDCから1万分の1以下との分析が出たので、再度検証をして欲しいものです。

あの時はトイレでの空気感染と、会場内で運悪く感染者付近に位置していた方の空気感染だったと判ると思います。

それに当時は日本に殆ど感染者がいなかったので、感染元は1名の可能性が高いと思います。

それぞれの位置をプロットすれば、検証し易い筈です。


最後に、西村医師と一つだけ意見が違います。

それは『パックの表面を消毒している主婦…全く必要ない』と言う点で、特にコンビニでは短時間だからと思っているのか車からマスクをせずに出て、温度が急変する為か店内で咳き込みやクシャミをする無責任な輩も多いですよ。

なのでポテトチップス等の手で食べる駄菓子は購入時に軽く水洗いする手法が正解です。

消毒用アルコールを吹き付けるのは隙間が出て効果無いですが、家で食べる時、外装がしっかりしている駄菓子の袋なら、持ち帰った時に水洗いをするぐらいの習慣は有っても良いと思います。


  • 6月末に発生した北米の熱波被害

このサイトに興味を持つ方なら注視されていたと思いますが、カナダ西部とアメリカ北西部では6月27日から30日にかけて記録的熱波に襲われ、カナダのリトンで最高気温49.5度を記録しました。

尚、7月に入った辺りから気温は落ち着き、7月5日時点では最高でも25度付近と下がったようです。

カナダは緯度で見ると北海道より北に位置するのでクーラーを持つ家庭自体が少なく、報道された通り、多くの被害が出たそうです。

この北米の熱波に関して現時点ではヒートドーム現象とされていますが、大きくは明日はアースデイに記載したロシアの温度上昇にも関連する北極付近のジェット気流の変動かと思います。

これは最終的に専門家の分析を待つ事になりますが、今回は知っていた方が良いと思い、一部ヤフーコメントにも見られた地軸の変動について記載したいと思います。

先に記載しますが、地軸の変動が有り、これからすぐに大変な事が起こると考えている訳では無く、この論理自体これからもっと検証が必要であろうと今は客観的に判断しています。

まず北極点が毎年少しずつ移動していると言う内容は、比較的多くの方がテレビで見た事は有ると思います。

その北極点は元々同じ方向に移動していたのが、数年前、過去に無いスピードで方向転換したのでNASAが衛星を使い調査しました。

NASAの調査をヤフーにコメントした複数の方はNHKで見たそうですが、私はディスカバリーの番組で詳細を知りましたので、以下はディスカバリーの要点です。

調査の衛星は北極と南極の上空に配置され、宇宙からの監視なので地軸が傾いた事が観測出来た。

傾いた原因については、『安定して回転しているコマの重量バランスが変わると偏心するでしょ』、と言う科学者の解説が有り、具体的にはインドで地下水を多く汲み上げた事と、中国では地下水の汲み上げにプラスして多くの建造物を建てた事が地軸のズレの要因です、と結論付けていました。

もしそれが原因なら世界で大々的に地下水の汲み上げを禁止する活動が有ると思うので、現時点では私も半信半疑ですが、衛星からの監視なので地軸が変動したのは事実です。

その番組ではジェット気流の個別の事まで言及していませんが、環境が激変し、もっと壊滅的なシュミレーションを紹介していました。

地軸がズレるとしばらく大気の流れはそのままなので、去年ロシアで異常に高かった気温と先月の北米の熱波、それに私が数時間後の天気予報が外れる事を危惧していると記載した事も、色々関連しているように思います。

(北極付近のジェット気流は元々蛇行しており、蛇行のずれが昔から冷夏や暖冬の要因の一つです)

NASAの話とは別で、私はほんの気持だけでも協力したいと応援しているJESEA(地震科学探査機構)の有料会員に古くから登録しているのですが、年に数回GPSデータが大きく変動する事が有ります。(熱波の少し前、つい最近も全国的なズレが有りました。)

GPSも衛星からの位置データなので、日本だけの蓄積データですが、NASAの観測と合算すれば、双方詳細な原因が導かれるかも知れません。

尚、ディスカバリーの纏めとして、科学者が地軸を元に近づけるには数千万人規模の移住が必要と発言していました。

以上、北米の熱波が地軸の影響なら対岸の火事では有りません、皆さんも来年以降、この件は注目した方が良いと思います。


補足1:今年4月、中国の研究所は氷河の融解等が地軸のズレた要因と発表したようですが、回転軸である極に近い氷河融解は、遠心力の原理を考えると僅かな為、いつもの責任逃れだと思っています。

補足2:7月前半の大雨は、メジャーな番組を担当している2名のベテラン気象予報士も、明日の事ですら細かく読めませんと発言していました。 コンピューターの予測が外れていると認識しているからだと思います。 又、両名の情報では日本海の海水温が今年は高いと解説されていましたので、今回の梅雨前の外れ方は日本海の海水温が影響している可能性が有ります。 数か月後に何らかの分析が発表されると思いますが、災害用備蓄や装備など、今年は特に大雨の備えをしていた方が良いと思います。

(蓬莱氏による7月6日の解説情報:九州から山陰までの日本海が、平年より2度高い。)


  • 2020年のCO2増加について(オゾンの変化と亜熱帯モード水)

明日はアースデイの最後は、新型コロナウイルスの影響で経済活動が大きく制限されたのに2020年はCO2が増えたと言う事が気掛かりですと締めくくっています。

ニュース報道もされていましたが、関連したかも知れないオゾン減少の記事をsoraeに掲載された内容から前文を引用させて頂きます。

Sorae オゾン層の影響から

海洋研究開発機構(JAMSTEC)/ジェット推進研究所(NASA/JPL)の宮崎和幸氏らの国際研究グループは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受けて世界各地で実施されたロックダウンによって、大気汚染物質として知られる窒素酸化物(NOx)の排出量が世界全体で減少し、その結果として地上から高度約10~15kmまでの対流圏におけるオゾン(O)総量も減少したとする研究成果を発表しました。

オゾンといえば太陽から届く紫外線の大部分を吸収する成層圏のオゾン層が知られていますが、成層圏の下にある対流圏のオゾンは温室効果ガスとしてふるまうだけでなく、生命にとって有害な物質でもあります。JPLによると、オゾンによって幼児や喘息のある人など脆弱な人々の肺が損傷することで2019年には世界で36万5000人が亡くなったと推定されており、オゾンが植物の光合成能力を低下させることで農作物の収穫量が減少しているとも推定されています

発表によると、人類が大気中に排出した窒素酸化物が太陽光と反応するとオゾンが生成されるものの、オゾンの生成には天候や他の化学物質などの要因も絡み合うため、条件によっては窒素酸化物が減ってもオゾンが増えることもあるといいます。窒素酸化物排出量のデータだけでオゾンの濃度を理解・予測するのは困難であり、そのためにはより詳細な分析が必要になるといいます

以上、引用。


これは2020年に植物の光合成がどうだったかを知る手がかりだと思いましたので引用しましたが、御覧の通り今回ははっきりとした結論は出ていません。

しかし排ガスなどの窒素酸化物がオゾンに影響し、更に光合成へ影響している解説なので、将来必要となる調査だと思います。


次にCO2そのものの影響に関しては亜熱帯モード水と言う現象が10年前に発見され、報道ステーションで特集されました。

この放送に関しては現在そのままテレビ朝日で公開されていますので、以下のワードで検索して下さい。

テレビ朝日 大量のCO2吸収“亜熱帯モード水”調査に密着

端的に言えば海水温が低ければ大量のCO2が溶け込むが、元々冷えている南極の海水などは飽和している。

黒潮の暖かい海水が季節風で冷える事によってCO2を多く溶かすと言う内容です。

更に冷えて重くなり、数100m海底へ沈むサイクルを亜熱帯モード水と言うようです。


明日はアースデイに記載した最大の懸念とは、2020年、パンデミックによってあれだけ経済活動が抑制されたのにCO2が過去最高を更新したので、本気で削減するには全ての経済活動を停止する次元の対策が必要ではないかと言う素朴な考えで、今回同時に二つの大きな要素も変化が有った可能性が判り、一旦プログに纏める事としました。


  • このホームページの文章を転用した偽サイトに注意、の検証

最後にこのサイトの文章をコピーした偽サイトに注意ですが、こちらは表現が異なっても数々のニュースにより新型コロナの影響で、パソコンのウイルス感染や詐欺サイトが去年急激に増えた事が報じられています。

因みにgoogleでは今でもあるキーワードで3件ほど偽サイトがヒットしますが、aguse.jpで見る限り、1件を除き既に実態が消されているようです。

これは5月のブログに書きましたが、アメリカでサイバー集団に制裁が有った頃からの変化で、おそらく全体的にも終息に向かっているとは思います。

しかしgoogleで検索されると言う事はヤフーでも同じなので、まだまだ検索対象を日本だけにして閲覧した方が良さそうです。

特に安い商品は正規サイトを真似た詐欺サイトも存在しますから、検索オプションから日本を限定し、サイトが国内なのかどうかでまずは判別する手法をお勧めします。

以上。


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