悪い事は重なると言いますが、今年の夏はせっかくの自国開催オリンピックが影を潜めるほど日本に災難が降りかかっています。
東京では感染者が急増し、関東圏や他の大都市でも増加傾向が止まりません。
又、暑さも平年より気温が高いとは予想されていましたが、更に今年は湿度も高い日が多いように感じます。
特に7月31日、北海道 旭川市が全国で最も高い38.4度を記録したニュースにはちょっと驚きました。
全国で最も高い気温自体は他の地域が曇や雨なら有り得る話ですが、北海道の緯度で38.4度の高温はあってはならない事態、見えないところで生態系を変えた恐れが有ります。
日本だけでは有りません、8月1日付 AFPがグリーンランドが熱波に襲われ、氷床が大規模に融解していると発信していました。
グリーンランドと言えば2019年にトランプ大統領が購入したいと話題になりましたが、当時から永久凍土の融解が進み、過去は氷で利用出来なかった資源や利用価値が検討され始めた為と報じられました。
今年はもっと暑くなり、7月末からグリーンランド北部で20度を超えているそうです。
もっと急がなければ取り返しがつかない可能性が有ります。
早く科学者に原因と見込みを正しく解析して欲しいです。
- 夏に増加する感染者はなぜ?
夏の感染拡大は、やはり冷房で室内を閉め切る時期から始まるのか、医師が外で飲食をしていない人でも最近は感染しているとニュースで強調していました。
又、正しくマスクをしなければ、日常の買い物レベルでも感染している可能性が考えられると数名の医師が警告しています。
合わせて以前からあまり効果が無いと指摘されているウレタンマスクや布マスクは直ぐに不織布マスクに変えるよう、強く警告している専門家もおられます。
最新のニュースではアメリカCDCがデルタ株の感染力は水ぼうそうレベルと資料に纏めていたそうで、屋内でのマスク着用を再び呼び掛けています。
水ぼうそうは1人から7,8人に感染する空気感染と呼ばれるレベルです、報道官に発表されなかったので危機感を持った担当者が資料をリークしたのでしょう。
先月、オーストラリアから流れたショッピングセンターですれ違っただけで感染したとの報道は、やはり正しかったと判断出来ます。
そんな中、今年は経産省が春頃から多くのエリアで夏の電力不足を呼び掛けており、冷房中の換気を大々的に推奨する事が出来ません。
もし本当に電力不足で大規模停電が起こると、多方面に多大な被害が発生するからです。
- 省エネに冷房しながら取れる感染対策は有るのか?
有効な風で一気に外の空気と入れ替えると本来感染対策には有効なのですが、32度以上の外気で10分換気をすると、その後クーラーでかなり電力を使います。
これらの事から温暖化にも電力不足にも対処出来る夏の感染対策なんて、これなら完璧と言う方策が思い当たりません。
最近一人が感染するとその家庭全員が感染するとの報道も見ますので、機械式24時間換気システムの家でも恐らく防止出来ていないのではないでしょうか。
換気システムも私のイメージでは出入りする風量や流れのルートが感染を想定してい筈なので、家庭内感染を防げないと想像します。
又、コマーシャルを見る限り、最近確かにコロナウイルスに有効そうな空気清浄機も出始めているようですが、恐らく画期的に感染者を減らすまでには至らないでしょう。
理由は空気清浄機はどうしても空気の流れる道が生まれ、製品に入ったウイルスは検証しているでしょうが、その道から外れている空気に効果が出ない、若しくは時間が掛かるからです。
一つ記憶に残っているのは2020年の感染が広まり始めた頃、名前は覚えていませんが、男性で元WHOの関係者がウイルスは風に当たると感染力が落ちるとの海外研究を紹介していました。
それを聞いた時、0.1ミクロンのウイルスは強度的に弱く、風の影響でスパイクが変形するのかな、と想像しました。(風で加速する時に飛沫のだ液ごと変形するのかと思う)
新型コロナウイルスについての続報は出ていない認識ですが、この研究が正しければ冷房した室内で、扇風機やサーキュレータを強(最大)で運転する事が有効かも知れません。
普通の扇風機でも強なら出口で3m/Sの風速は有ります。
その程度の風速でウイルスが損傷するなら1時間に2回換気をして外気を混ぜ、冷房と扇風機を併用するのが最良の方法かと思います。
又、この時変形の確率を上げる目的で、扇風機は1m先の壁に当てた方が良いと思います。
宙に流れるエアロゾルの変化を調べるのは困難でしょうから、類似環境を作ってマウスなどで検証して頂きたいです。
これといった対策がこの先出ないのであれば、このような原理的な対策も良いかも知れません。
とにかくリスクを下げる事が重要です。
- 僅かでも電力消費を抑える社会行動
この様に猛暑と感染拡大と言う難題を前に、以前からなぜ改善しないのかと思っている事が有ります。
それは電子レンジで調理する冷凍食品。
冷凍食品の包装には、冷凍庫から出して直ぐの電子レンジ時間が記載されています。
例えば2時間後に食べる予定があれば、その時点で冷凍庫から出して、25度の部屋に2時間出せば2分で済みますと開示すれば、短縮出来た時間の電力がそのまま減ります。
やる気があれば直ぐに出来る事ですよね。
一時期製造責任(PL法)が厳しくなり、定まった事しか記載したくないのは理解しますが、そろそろそんな事も言っていられる状況では無くなってきます。
特にSDGsをうたうのなら、自然解凍をした時のデーターを自己責任として希望する人だけがQRコードからアクセス出来るような運用で良いので、企業には是非検討して頂きたいです。
話は少し逸れますが、ハウス食品が今年から湯煎だったレトルトカレーをレンジ調理に切り替え、結果CO2排出80%削減すると宣伝しています。
(ボンカレーは以前からレンジ調理で、私は直ぐに切り替えてましたけどね・・・)
このような電力を抑える社会活動が重要と思います。
もう保証とかを重視するクレーマーの集団を切り離し、省エネは少しでもやれる事はやると言う集団向けに各社サイトを設けて欲しいですね。
後押しする人も多いと思いますよ。
前述のAFP グリーンランドの記事には、デンマークの研究者らが運営するウェブサイト「ポーラー・ポータル(Polar Portal)」によれば、溶けた氷の量は米フロリダ州を深さ約5センチの水が覆うほどになるそうです。
これは今年進行している話です。
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