子供の日の5月5日、能登半島の珠洲市を中心とする震度6強の地震がありました。
この地震は先月下旬に記載した4月だけでも環太平洋でマグネチュード7以上の地震が頻発していると記した内容とは直接の関連は無く、どちらかと言えば年明けから記載している温泉地で湯量が減ったり、源泉の温度が下がったりという現象に起因していると思います。
ですのでもっと大きな規模の地震が内陸で発生する可能性は依然高いままですし、環太平洋の地震群から時間差があって日本で発生するなら正に今年の夏に震度7以上の内陸地震が発生する恐れが有ります。
以下に記載する内容は根拠とまでは言えませんが、今回の能登半島の震度6強発生後の事実から、個人的には信憑性が高まったと考えています。
能登半島では2年半前から群発地震が発生し、去年6月にも震度6弱の地震がありました。
実はその少し前から京都府の亀岡市を震源とする地震(京都府南部)と、Yahoo地震情報の”地域”として兵庫県南東部と纏められる兵庫県猪名川町、川西市。
そして大阪府北部と表される大阪の能勢町はそれぞれが県境で隣接していてずっと小規模地震が続いています。
中でも亀岡市付近の地震が多く、現在川西市に在住しているので気になって色々調べています。
一部を紹介すると亀岡市には亀岡断層があり、特に去年の春先震度3以上が頻発した時には京都新聞と関西地区の読売新聞が特集しました。
その中の記事に京都大防災研究所の飯尾能久教授から、地下深くの水が関係しているのではないかとの見解がその当時からありました。(多くの方は能登半島の地震から地下の流水の影響を知ったと思います)
今回の能登半島の地震でも多くの専門家が能登半島の地下の流体(水)が関係しているのではないかとテレビで解説していますが、原理が亀岡近隣の地震と同じなのです。
他にどのような共通点が有るのか
能登半島と亀岡近隣の共通点は、近くに活火山が無いのに良質な温泉地があると言う事ではないでしょうか。
地下深くから鉱物を含んだ温水が押し上げられているのです。
亀岡の温泉は全国レベルでは有名ではないのでご存じないかも知れませんが、少し西に位置する兵庫県の有馬温泉が有名ですよね。
補足すると有馬温泉から京都市へ向かう直線の地域にぽつぽつと温泉地があり、その中では亀岡市の温泉街は関西で有名です。(他に箕面市にも大阪では名の知れた温泉街有り)
この地区の特長としては、それ程標高が高くもないのに温泉地が点在します。
能登半島にも有名な温泉地が点在し、今回も約7時間後に私の住む兵庫県南東部で震度2の地震が発生しています。
しかも能登の地震2時間後ぐらいからYahoo地震情報では記録されていないので震度1未満なのでしょう、2,3秒の揺れを3回は感じたので、300km以上離れている能登と亀岡付近は地下の水源で何らかの繋がりがあるのでは?と思っています。
去年は亀岡の方が春先に震度4が頻発して6月に能登で震度6弱。
今回は能登で震度6強が発生して直ぐに兵庫県南東部で震度2。
更にYahooの記録には残らない、え、今揺れた?、という感覚的な地震が数日前から数回あり、これが前半で記載した信憑性の高まりです
中部地区など他の地域でも能登の震度6発生前後に微振動が有ったのではないかと推測します。
ここからが重要、離れた地域でも他人事ではありません
HOMEに年明けから記載していますが、阪神淡路大震災の数年前にも後から考えれば前兆だったのではないかと思える地震の頻発が有ります。
それは今関西で頻発している地震群の少し西側、加東市とか三田市から大阪能勢町で震度2や3の地震が集中し、実際に発生した阪神淡路大震災の震源は約50Km南に位置する淡路島という事実です。
当時はネットがそれ程普及していなかったのでテレビのテロップに流れた記憶の話になりますが、それまで関西では震度1ですら珍しかったので多くの人がこの地域で頻発した地震に違和感を持っていたと思います。(数か月後のテレビの特番でも前述の地域で地震が多かった事をピックアップしています)
他に関西で言えば和歌山市、又は和歌山北部と区分けされる地域でこの数年ずっと弱い地震が続いています。
和歌山の付近には白浜に温泉地があり、こちらも関連があるかも知れません。
南海トラフ巨大地震の数年前には内陸で大きな地震が発生しているとの記録もあります。
今から427年前、豊臣秀吉が活躍した時期に伏見城が倒壊したマグネチュード7以上と推定される大地震が発生しているので今回も少し離れた場所で大地震が発生するかもしれません。
但し今回は関西に限らず東北でも温泉の異常が報告されており、その対象は非常に広域だと想定した方が無難だと思います。
個人的には四国からフォッサマグナまでの中央構造線、ピンポイントでは京都から三重や愛知県西部のリスクが高まっていると思います。
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