年明けはCOP28に関連する内容を纏めていましたが、急遽元旦に発生した能登半島の地震について纏めます。
まず冒頭に言いたい事は、どこに住居があろうとも、防災のため冬の始まりに使い捨てカイロを一人当たり一箱を目途に購入して下さい。
- 何処かで災害があれば一気に売切れ被災地にも迷惑が掛かるので、災害が発生してからではなく、事前に確保する事が重要です
最近の使い捨てカイロは進歩しておりたとえ1個でも24時間以上発熱し、不意の停電でも体温の維持が出来ます。
又、使い捨てカイロは有効期限1年少しとしている認識ですが、多少期限を過ぎても十分に発熱するのでもし余りが出れば翌年の秋、気温が急に寒くなった日に使えば無駄になりません。
以前から記載している通り、この数年は地震の活動期に入っている可能性が高いので不意の停電はいつどこでも起こり得る事を思い出して下さい。
冬に発生する震災の備えは過去に纏めているのでこちらを参照して下さい
今回は震度7の数分前に発生した震度5強からリアルタイムで確認していた
実は能登半島地震の前、2023年12月25日に兵庫県南東部を震源とするM3.8、最大震度3の内陸地震が発生していました。
震源が住居に近く、早朝でしたがたまたま直前に目を覚ました事もあり、遠くから地響きが近づく時点から兵庫県南東部の地震を経験したので普段より警戒していたのです。
理由は阪神淡路大震災の時も兵庫県南東部や京都の亀岡市、大阪の能勢町で小さな地震が続き、少し落ち着いたと思った頃に三田市か加東市で震度3だったか4の地震があり、それからひと月前後で阪神淡路大震災が発生したからです。
ですから能登半島の地震を警戒していた訳では無く、近畿地方で大きな地震が発生する可能性があるかも知れないと考えていてリアルタイム震度を開いていたのです。
参考:パソコンで地震発生を瞬時に知る方法
地震のリアルタイム震度はYahooトップの左側、Yahoo天気・災害から地震を選択すれば、右側にリアルタイム震度(強震モニタ)があります。
ここをクリックして画面を開き、私のやり方ですが、左上にリアルタイム震度・何月何日と時刻のマスがあるのでそのマスがちょうど隠れるように右側のバーで画面を上げます。
そうすると地震発生時に場所やマグネチュードに関する画面がポップアップするので地震が発生した時点から目視確認し易いようになります。
下の写真は実際に震度7が発生した時のリアルタイム震度画面です
- 上段が発生後50秒辺り、下段が更に10秒後です
ここからが重要、関西や関東でも震災が発生する可能性はあります
先程記載したように、元々近隣で大きな地震が発生するのではないかと考えていたので上記の写真を撮る準備が出来たのです。
2つの写真で見て欲しいのは、地震波が通過してから未だ地震が続いている地域です。
具体的には関東北部と岐阜、関西では滋賀・京都・大阪、更に徳島に渡る直線状の色が濃い事が確認頂けると思います。
去年の5月5日に発生した能登半島の震度6強の地震以降、地下の流体が影響しているのではないかと急速に脚光を浴びました。
去年の地震は私の住居近くを流れる温泉地域に存在するであろう流体と連動していたと考えています。
これは根拠というより現実が連動していたので強くそう思います。
能登でもひと月以上経過してから地震は落ち着きましたが、兵庫南部でも発生前に感じていた記録に残らない揺れはしばらく落ち着いていました。
ある意味ピタっと止まったのです。
大きな地震の前には急に地震が収まる事が多いそうなので、今回も該当するかと思います。
明治時代、有馬温泉付近でも流体が原因と思われる群発地震があったそうです
私も記事を参考にさせて頂いている京都大学 西村教授が1月4日に関西ローカルのニュース番組で能登半島地震の解説をされておられました。
そこで驚いたのは、関西でも流体が存在するのかの問いに、有名なのは明治時代の1899年から1900年にかけて発生した有馬温泉付近の群発地震と2022年3月に発生した京都府南部(亀岡市)の震度4、それと2021年3月に発生した和歌山県北部の震度5強は周辺に流体が存在すると色々な調査で判っているそうです。
因みに2022年の3月といえば16日に関東で火力発電所も停止した福島県沖の震度6強の地震がありましたよね。
この頃は東北地方でも纏まって少し大きな地震があった認識です。
これらの地域は上の写真の地震の揺れが強く残った場所とかなり一致しているように思います。
南海トラフに関連するか、教授二人の見解
まず上記の西村教授の見解は、距離が遠いので南海トラフ地震とは関係無いとの見解でした。
1月5日にミヤネ屋に出演された京都大学名誉教授 梅田康弘氏は今回の地震が引き金になる事はないが、南海トラフ地震の発生が近づいている証拠と言える。と見解されています。
尚、南海トラフの西側は四国の足摺岬の高さを監視すればおおよそ推測されるという知見もあり、私が定期購読しているGPSを元にしたJESEA(地震科学探査機構)のデーターでも異常は見られません。
とは言え環太平洋沿いにM7以上の地震が継続しており、能登の地震で大きな変動が有った訳ですから日本の何処にいてもしばらくは自動車のガソリンを満タン気味にするとか停電を想定した備えは行った方が無難と思います。
今回は本当にタイミングよく震度7のリアルタイム震度の画面を捉える事が出来たので、近々に起こり得る具体的な注意喚起としてブログを纏めました。
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1月28日に発生した千葉県北西部の震度4リアルタイム震度画面を追加します。
上記で述べた揺れが長く残った地域と一致していると思います。
北関東地区では地震の備えを強化する事をお勧めします。
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