今月こそCOP28の冷房誓約を記載しようと思っていましたが、最近地震に関して気になる事が多過ぎて、今月はその内容を記載します。(GSTの結果も中々公表されないので纏めきれない問題もある)
2月末から千葉沖で発生している群発地震も怖いですが、特に2月26日に発生した愛媛県南予のマグネチュード5.1の地震はちょっと嫌な感じ。
九州と四国間の日向灘の地震は南海トラフの前兆と以前記事で読んだ事が有り、しかもYahooの地震履歴を見ると、厳密には日向灘から少し外れているが愛媛県南予地域のM5以上は過去20年で初めてのようだ。
かと言って近々に南海トラフが発生するのかというと、そうでは無いかも知れないというのが今回のテーマです。
かなり驚いた地震に関する番組
さて本題に戻り、まず一番気になったのは2月16日BS TBS報道1930で取り上げた『発生確率の低い場所でなぜ地震は頻発する?』です。
ネタバレになるので詳細内容には触れませんが、動画がBS TBSから公開されているのでご確認下さい。(題名:震災被害を最小に食い止めるには…南海トラフ地震発生確率公表の裏側【2月16日(金) #報道1930】)
MCの方も『えっ、そうだったんですか?』と返すほど驚きの発言が有ります。
番組を見た後にYouTubeで見つけた京都大学防災研究所の『日本列島とプレートテクトニクス』にも同様の内容があり、南海トラフ地震の発生確率70%は、実際にはそれ程高くないようです。(登壇の地震学者の見解)
これは後で記載する統計学の内容にも合致するので、いきなり南海トラフが発生する可能性は低いのではないかと思います。(少しだけ安心材料)
何故地震に関心があるのか
地震・カミナリ・火事・おやじって昔から言いますよね。(最近は言わないか…)
地震なんて日本国民の全員が深い関心をもっても良いくらいですが、実は自宅から歩いて行ける距離で先月12日にマグネチュード3.4の地震が有りました。
記録は最大震度2となっていますが体感的には震度3か4で、この差はなんでしょうか、それ程離れていませんが、市役所が観測点なら間に山があり実際の震度より低く出ているようにも思えます。
歩ける距離が震源になったのはこれで3回目で家購入時に調べた時には断層から外れていた筈ですが、実は未知の断層が有るのかと一つは単純に心配しています。
2点目は最近京都でも地震が頻発しており、やっぱり地下では広域に流体が繋がっている気がしています。
因みに数年前から2階で小さいラップ音のような現象があり、木造がゆえの強い風の影響の時も有るとは思いますが、ミシッと言うかパシッと言うか時々鳴ってて、能登の地震の前は逆に少なくなっていました。(大きな地震の前には静穏期があるといわれている)
Yahooの履歴は震度1からなので確証を持てませんでしたが、前述のプレートテクトニクスの動画に群発地震として亀岡市の詳細なデーターがあり、やっぱり実際に揺れがあったんだと納得しています。(震度1未満を含む亀岡の地図上に展開した大雑把な情報ですが、多分体感とリンクしている)
3点目の内容は後半で詳しく記載しますが、最近住居のある北摂地域には凄く特殊な条件があるのでは?と考えるようになって、色々と調べています。
地震の怖さはなかなか伝わらない
能登であれだけ大きな震災が発生しても、自分事に感じられない人が大多数ではないでしょうか。
少なくとも仕事関係者や年始に集まった同級生の飲み会でも夏に地震が起きれば大変だと説明しても関心が無いようです。
でも不思議ですね、かれこれ20年前に社員旅行でグアムに行った時、全国各地から集まったので共通の話題と思って阪神淡路大震災の前兆について語ったら、殆どの人が別のテーブルに移動し、熱心に聞いていたのは仙台の数名でした。
当時東北も地震が少ないイメージでしたが、テレビで過去の津波被害なども時々特集していたらしく、彼らも地震に警戒感を持っていたそうです。
20年前の社員旅行は勿論東日本大震災の数年前なので、やっぱり人間には直感があるのかも知れません。
最近個人的には繋がり始めた点と線
年明けのブログにも記載しましたが、能登の地震で流体の影響がほぼ確定した認識でおります。
今まで殆ど地下の流体を口にしなかった地震学者も『流体が…』と語り始めたので、何か根拠があるのでしょう。
ところで皆さんも強炭酸のウィルキンソンってご存じですよね。(ロゴはWILKINSON)
ウィルキンソンは宝塚で良質な炭酸鉱泉(炭酸水)を発見したイギリス人の名前で、発見場所は宝塚大劇場の近くらしいです。
この地で今は炭酸水を採取していないと思いますが、去年関西ローカルの番組で今でも宝塚大橋のたもとでぷくぷくと川から二酸化炭素が湧き出てる映像を見た事が有ります。
では次に三ツ矢サイダーもご存じですよね。
三ツ矢サイダー発祥の地というのが有りまして、こちらの方が自宅から近くて余裕で歩いて行ける距離です。
三ツ矢サイダー発祥の地は能勢電鉄の平野駅に近く、こちらも明治14年にイギリス人化学者ウィリアム・ガウランドにより、平野鉱泉が飲料用に適しているということが発見されたそうです。
(当時は東洋最大で、大正天皇の御料品としても採用されたそうです)
- 下段にある写真の説明看板によると、江戸時代には摂津三湯の一つ、平野湯として栄えていたらしい。 当然炭酸泉だった筈です
三ツ矢サイダー発祥の地といっても恐らく一般人は入る事が出来ず、マスコミが取材に行く時や、能勢電が開催するハイキングなど特別な時に入れるかどうかの認識です。
この平野駅の一つ手前に多田という地名があり、交通の便が悪いので観光客は見かけませんが、清和源氏発祥の地として由緒のある多田神社があります。
そして10km圏内の北西に多田銀山(国史跡多田銀銅山遺跡)、北東に能勢妙見山があるのでちょっとしたパワースポットなのかも知れません。
ちょっと横道に逸れましたが筆者の周囲には炭酸鉱泉が多い事を説明したいのが趣旨です。
では過去のプログに記載した近くに山、ましてや火山が無いのに温泉がところどころ存在する観点ではどうでしょう。
最近それが気になって調べたところ、ほぼ近隣は全て炭酸泉だったのです。
少し列挙すると自転車でも行ける近所の炭酸泉は天然温泉 石道・能勢 汐の湯温泉が有ります。
これらから少し離れた場所では箕面温泉の炭酸水素塩泉、有馬温泉も炭酸せんべいが有名なように炭酸が混じっています。
自転車では相当しんどい北に上った位置にある能勢温泉・京都るり渓温泉・湯の花温泉(亀岡市)からはラジウム温泉と記載されています。
※関西で他の炭酸泉は兵庫県に吉川温泉・灘温泉、奈良県に十津川温泉、和歌山県に花山温泉がネットに出てきます。
※全国的には北海道・東北・北関東に点在し、中部は長野と山梨、又、下呂市小坂町にも飲める良質な炭酸泉があります。 九州は縦方向に点在し、特に湯布院の外れにある七里田温泉はラムネ湯として親しまれ、炭酸ガス濃度が高いため換気には十分注意との記載があります。
炭酸泉と群発地震にどう繋がりがあるのか
これは大変申し訳ないですが今の段階でははっきり判りません。
しかし物事を解決する時は関係ありそうな内容を列挙し、今後関係無ければ消せば良いので現時点の推察と捉えて下さい。
まず、天然の炭酸泉自体が温泉大国の日本でも希少らしいです。
天然の炭酸泉が希少である理由はネット上にも回答がありません。
二酸化炭酸は温度が上がると溶けが悪くなるから温度が低い温泉でなければ”気が抜けているだけ”であり、熱い源泉も元々は二酸化炭素を含んでいてもおかしくない環境なだけなのかも知れません。
そこを調べ中ですが、いやいや二酸化炭素が地下にあるのは特殊な条件となると、炭酸(二酸化炭素)が何故地中に多く埋まっているのかにヒントがあると思っています。
更にいえば能登の地震後に京都大学防災研究所 西村教授が有馬で流体起因の群発地震が有ったと解説していたので、炭酸泉のある近くには大きな流体や断層が無いだろうかと個人的に心配しています。
前述の”他の炭酸泉”に記載した灘温泉(灘地区)も阪神淡路大震災で被害が大きく、去年11月に記載した伊丹にも良質な地下水がある両方酒造メーカーが存在する場所です。
更に更にいえば伊丹はウィルキンソンが発見した宝塚の少し東、三ツ矢サイダー発祥の地のほぼ南で、そこに地図を重ねると六甲山脈が何か関係しているのではないかと思いませんか?
炭酸泉(温泉)と地下の流体(流水)、更に世界的にも良質と言われた自然の炭酸水は、六甲山脈を迂回するルートに流れていると思います。
又、これらの地区でひとたび地震になれば、二酸化炭素が空洞を作るのか酷く揺れる特徴があるかも知れないというのが今の推察です。
(二酸化炭素が水に溶けている間は液体だが六甲山の圧力から解放された時か水温の上昇で気体に戻ろうとする時に空洞が出来る?)
ついでに言えば亀岡市 湯の花温泉街の少し先にも酒蔵が1軒あり、大昔から知られている温泉や良質の地下水は深い場所から自然に湧き出ていた可能性が高く、六甲山を迂回して地下水がどんどん北東に上っているように思います。
因みに有馬温泉はプレートの沈みから考えると六甲山の下をまともに通過していますが、地図を見るとそこだけ開けた平地(盆地)なので、山脈の下の一番弱い箇所に流水が流れる地下道が形成され、有馬でお湯が湧き出たと考えられないでしょうか。
他に断層で考えるとこの付近には有馬−高槻断層帯が有ります。
これは炭酸水の出ていた地域から見ると少し下(南)になり、断層からの圧力で押された二酸化炭素が少し北の地域で地上に上ったとも解釈出来るでしょう。
更に深堀
先程近隣の炭酸泉の温泉を具体的な名前で記載しましたが、2軒とも共通点が有ります。
天然温泉 石道・能勢 汐の湯温泉の横には中規模の川がある事です。
更に三ツ矢サイダー発祥の地も同じ猪名川水系(塩川)の真横、ウィルキンソンは宝塚の武庫川で良いと思いますが、こちらも川の横なのです。(逆瀬川かも知れない)
地上に降った雨は地下の空間を侵食するといわれますが、川がいわゆる呼び水の役割をしているのかも知れません。
三ツ矢サイダーも海外に輸出が出来たほど豊富な水量だったようで、想定以上に大きな空洞が存在する気がします。
(大きな空洞が不測のエネルギーを生み、昔の人がそこに多田神社を建てたかも知れない)
それと、ここからは飛躍しすぎと思いますが、能登の地震が発生した時は琵琶湖が過去に無いほど渇水していたんですよ。 明智光秀が創建した城の跡がハッキリ確認出来るレベルに。
六甲山から見て近畿の温泉街、そして琵琶湖を考えると比較的直線上に能登半島が有ります。
比較的直線上というか大きな山がプレートの移動を阻害するとして、Googleマップを拡大し、近畿と能登が入るスケールにすると、平地を辿れば六甲山から石川県の七尾市に白い地区(平地)が線状に見えます。
ちょっと考えすぎかも知れませんが、地球スケールで見れば400km、500kmなんて近所だと思います。
統計学から考えると・・・
何かを分析するには統計学も重要だと思います。
それは本来根拠があるが、今は解明されていないだけという事象も多く存在するからです。
冒頭で記載した南海トラフ発生確率が実は低いそうですよという話と並行し、統計学上、南海トラフの前には内陸で大きな地震が発生していると知られています。
京都大学防災研究所の『日本列島とプレートテクトニクス』の内容をそのまま記載すると、南海トラフの前50年と後ろ10年にはこれまで内陸で大きな地震が発生しており、個人的にはそれが一番怖いのです。 タイミングもそろそろですしね。
過去に調べた南海トラフ前兆の内陸地震は一つが日向灘周辺から豊予海峡(豊後水道)近辺、2つ目は日本史上最大の明治24年に発生した濃尾地震があり、豊予は七里田温泉、濃尾地震は下呂市小坂町に近いと思います。
これらの関係性は将来学者に是非研究して欲しいものです。
(wikiの抜粋:地震学者の茂木清夫は、濃尾地震の断層運動によって、駿河トラフ側では歪みの緩和が生じ、一方の南海トラフ側では逆に歪みの増加が生じたとし、その影響で東南海地震の発生が早まったものの、一方の駿河トラフ側では破砕(東海地震の発生)が抑制されたのであろうという見解を示した)
- 豊予海峡:先日大分の佐伯市に南海トラフ向けのひずみ計を設置したとニュースが有りました。 豊予海峡は中央構造線上でもあり、注目される地点です。
- 個人的な解釈でいうと、最後は重力に負けて発生する地震とは、ゲームセンター等に置いているコイン落としと同じでコインが積み重なった場所は重くて動きにくくなり、周囲に力が流れる現象が日々発生している認識です。 四国山脈がおもしだとすれば日向灘や少し奥の豊後水道へ圧力が逃げていると考えています。(東側では和歌山市付近も該当する)
今後どのような結果になるのか判りませんが、今は備えを、特に夏場の停電の備えを真剣に考えた方が良いというのが筆者の結論です。
最後に
今回周辺の温泉や炭素水を調べるに当り、一つだけ解せない事が有ります。
それは20数年前、実際に住宅を購入する直前に調べた記憶なのですが、家族から本当に地震は心配ないのかといわれ、当時の電話回線を利用したインターネットで見た内容。
たしか60年か80年前に箕面の山中で大きな地震が有り、しかもマグネチュードの割には被害が少なかったという新聞の写真を見たのですが、2018年の大阪北部地震で全て塗り替えられたのかその記事が見当たりません。
実際箕面には有馬−高槻断層帯の北側に短い断層が知られており、ちょうどその付近のように思うのですが絞った検索をしても出て来ません。
日本全国でこのような隠れた断層が、被害が小さかった故に忘れられる事も多く存在するのかな、というのが最後の感想です。
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能勢電鉄 平野駅付近の三ツ矢サイダー発祥の地(コーナンの横からここまでは行けます)
赤が炭酸泉の位置、青が天然の炭酸水発見場所、星印は六甲山と伊丹市の位置を示しています
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