今世界で起こっている現実

国葬と重なり日本では詳しく報道されなかったので、9月末の大きな気象災害を纏めました。

本文へ入る前に一つ主張したいのが、海水温が高いままだと地球温暖化が加速的に進む可能性があるという点です。

去年の夏ぐらいからだろうか、YouTubeで『気候変動』という纏めが出来たようで、いくつかの動画は現実にも沿っていてなるほどと納得する新たな調査もあります。

お勧めはまず気候変動の後にPBSやBBCを入力して検索する。

視聴後は関連したサイトが頻繁に選択され、新たな投稿があるとコアな動画も知る事が出来ます。

子供向けならフランスのAFP(BB)が判り易くアニメに纏めていますので是非。

(BBCやAFPBBではホームページで独自にSDGs動画を纏めています)


尚、元々私も若い頃は、温暖化ガスの中で二酸化炭素は広大な海が吸収するだろうと懐疑的でした。

しかし最近の研究で海水温が下がらなければ二酸化炭素を十分に吸収出来ず、海水温が上がればせっかく溶けていた二酸化炭素ですら海から放出される事が判ってきています。

つまり海水温が余り下がらずに冬を越すと、来年は海から二酸化炭素が更に放出され、それこそ温室効果でバランスの取れる温度まで気温上昇が加速する事になります。

先日民放NHK6局で1.5℃の約束が始まりましたが、今年は猛暑の記録を数多く更新したのでこれから数年は一時的にせよ産業革命前より1.5℃以上高くなるかも知れません。


フロリダ州 ハリケーンIan

9月28日にハリケーンIanが風速70m/Sでフロリダ半島に上陸し、甚大な被害が発生しました。

一時260万軒で停電、州知事は500年に一度の洪水が起きたと発表しました。

上陸時はカテゴリー4と言う2番目の強さ、且つ直径が衛星写真で報じられたほど巨大でした。

YouTubeにハリケーン上陸最中の内容もあり、町が完全に海になっている動画は一度見た方が良いと思います。

今はネットでハリケーン通過後に多数の船が打ち上げられた画像が配信されていますが、上陸時の中心気圧が940hPaだったから発生したのでしょう、ハリケーンの目に入り、通常の住宅街にそのまま海の延長で波が打ち寄せている動画が有ります。

日本では伊勢湾台風が高潮の被害で有名ですが、ハリケーンIanの高潮も相当です。

その浸水の深さが判るのはクルーザーが波風で流されて行き、しばらくすると家が映ります、つまり流れていたのは住宅街のようです。

暴風よりも波の力は絶大で、木造住宅なのでしょう数回波が当たり若干壊れながら流されていく場面もありました。

あれが苦労して手に入れた自分の家だったらどうだろう、そう考えながら動画を見ていました。

(海岸近くの商店は完全に破壊したとも報じられています)

その上塩害と言う言葉を日本では聞かなくなりましたが、農地に海水が入ると数年間は穀物が育ちません。

異常に気圧の低い台風やハリケーンが増えると、それはそのまま食糧危機に繋がります。


フィリピンを直撃した台風16号

日本では台風14号の強烈な猛威と、台風としては余り発達せず静岡に豪雨をもたらせた台風15号が重なって殆ど報道されませんでしたが、同時期に発生して西へ移動した台風16号も相当な威力でした。

9月25日時点の中心気圧940hPa、中心付近の風速は50m/Sで、上陸前BBC等は一時スーパー台風に発達と報じていました。(最大瞬間風速82m/S)

フィリピンでは偶々農村部を通過したのか洪水で家の半分が浸水し、少女も胸まで水に浸かりながら歩く姿がBBCで流れてはいましたが、時間が経過しても甚大な被害は報道されていません。

しかし16号は台風なのでハリケーンと違い日本へ向かった可能性はあり、近い将来過去に無いスーパー台風が日本へ上陸するかも知れません。



前半のハリケーンIanはフロリダ上陸前にキューバでも全土が停電する被害を出し、CNNの気象担当特派員はANNのインタビューに『これからの台風は父や祖父の時代の物とは違う、・・・これがニューノーマルになってきています』『私たちは新たな気候への適応を試されているようです』と答えていました。

正にその通りだと思います、しかも運悪く自分の地域を通過すると人生を失う事も有ります。

地球の温暖化は当初の予測よりも早まっている認識です。

過去に無いスーパー台風の日本上陸こそが40年前に科学雑誌で読んだ内容であり、製品の経緯に2018年9月関西に大きな被害をもたらした台風21号が定常化したら大変と記載していますが、実際毎年のように猛烈な台風で被害が発生する可能性が高まっています。

(被害を見越し、最近の話題では家・車の災害保険の金額がかなり上がったそうです)

今年は世界各地の熱波被害とパキスタンの大洪水。

逆に未だ進行している水不足と一部で発生したその後の洪水など、明らかに自然環境が壊れています。


基本的にどう考えるかではなく、何を行動するかが重要です。

それぞれの置かれた環境で、出来る事から実行しましょう。

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