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最近は異常気象を現地の方が撮影し、それらを纏めたサイトが増えて日々表示されるようになりました。
他の大きなニュースと重なれば日本では報道すらされない内容も収集出来るので、これらを週に数回はチェックしています。
今回はその現地の一般の方が撮影した異常気象の纏めサイトの感想を履歴に残したいと思いプログに記載します。
今年は世界各地で巨大な雹が降り注いだ1年
現在世界各地の情報をいち早く入手出来るのはYouTubeが一番安全で的確な方法かも知れません。
特に撮影直ぐの動画は細工も出来ないでしょうし、現地の方がスマホで撮影した気象に関する動画はそのまま真実だと認識しています。
今年その中でやっぱり異常気象が1段上がっていると感じるのは巨大な雹の被害を写した動画。
もちろん今年は世界で極端な干ばつや洪水も発生しておりそれ自体が異常気象の悪化といえますが、世界衝撃映像100連発に出てきてもおかしくないサイズの雹被害が各地で発生しています。
日本でも今年5月27日に群馬、6月2日、3日は北関東を中心に雹の被害が発生し、 後日JAの情報では農作物被害が合わせて24億円になっていたそうです。
その時の日本の雹被害でも車がボコボコになったと投稿していたようですが、今年は世界各地でゴルフボールより大きいこぶし大の雹が猛威を振るっています。
こぶし大の雹なのでフロントガラスもリアガラスも割れ、一番酷い車なのかも知れませんが車の屋根も大きくへこんでいた動画も有りました。
因みに見た人は記憶していると思いますが、世界衝撃映像に出ていた雹は2014年7月14日投稿の中央ロシア、ノボシビルスクにある湖に面したビーチで撮影された映像です。
突然天候が急変し、強風が吹いたかと思うとすぐに大粒の雨から石ころのような雹に変わり容赦なく降り注いだとされています。
又、 41度あった気温も一気に21度に急降下してしまったそうです。
雹の被害をなぜ着目しているのか
一昨年からYouTubeで異常気象に関する動画が増えた認識ですが、去年までは大雨や強風、それと洪水の内容が多かったと記憶しています。
去年末か今年の初め、砂漠に雹まじりの雨水が流れる動画もありましたが手のひらに数個乗せていたのでサイズとしては小さかった筈、信頼出来そうなサイトしか見ていませんが、こぶし大の雹が多く投稿されたのは今年からではないかと思います。
日本ではゲリラ豪雨という表現が既に定着していますが、あの突然の大雨が、更に温暖化が悪化して大きな雹も混ざり始めると毎年とてつもない被害が発生します。
それがこぶし大となれば僅か数分で車が被害を受け、せっかく広がり始めた住宅の太陽光発電も一撃で機能しなくなる可能性が有ります。
たったの数分で数百万の被害を被る事になれば、とてもじゃないですが安心して暮らせませんよね。
又、先ほど記載したように農作物にも大きな被害が出て、高齢化が進んでいる日本では農業自体を廃業する方も多く出てくるかも知れません。
5月6月に雹で被害を受けた農家のインタビューを記憶していますが、ナシやトウモロコシに傷が入り、定価で販売する事は勿論出来ず、傷物として安価に販売出来るかどうかだと頭を抱えていました。
つまり雹の被害が常態化すれば、農業が成り立たずに食糧自給率が今より下がる事になります。
農作物に限定すれば台風の場合は発生から自身の地域に接近するまで数日あるので早めに収穫するなどの対処が取れますが、雹はある日の午後に突然降るので対処が出来ません。
なのでもし今後常態化すれば、累計で台風より大きな被害額になる可能性は有ると思います。
雹の研究は未解明の部分も有るらしい
雹が発生する絶対条件は強い上昇気流です。
普段目にする雨もその多くは上空で氷の状態ですが、雹の形成は落下しかけた時に地上からの上昇気流で再び持ち上げられて更に水分が付着し、氷が大きくなります。
積乱雲に伴う大粒の雨も上空では氷であり、ゲリラ豪雨は雹の一歩手前の気象と捉えても良いと思います。
天気予報で明日はゲリラ豪雨になるかもしれないと聞く事は有ると思いますが、雹が降るかもしれないとはあんまり聞かないですよね。
前日にどの程度の上昇気流になるかまではまだまだ予想が難しく、Wikipediaによると防災科学技術研究所でも完全には解明されておらずに雹害のデータベース化などで研究を進めていると記載されています。
因みに世界最大の雹は大正6年、現在の熊谷市に落ちたカボチャ大の3.4kgらしく、世界なんだこれミステリーだったかこのクラスの雹になると、更に持ち上げられて上空のジェット気流に乗ったのかも知れません。
数kgレベルの雹はその番組でも推論の一つだと紹介していましたが、このように未解明の部分があり被害を伴う雹の予報が出せるにはまだ時間が掛かりそうです。
今年の雹害に関して一つ要因であろう事は北極圏側のジェット気流が変動し、積乱雲に平年に無かった冷気が流れ込んだ可能性が挙げられると思います。
温暖化が進みジェット気流の変動が続けば、来年以降、雹の被害は増えるかも知れません。
ゴルフボールクラスの雹でも危険なので、それより大きい雹が日常化すればおちおち生活できません。
このような事からも個人で出来るCO2削減は、もっともっと自主的に推進するべきです。
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