こんなに早い時期から夏の省エネ対策を公開するとは思いませんでしたが、4月中旬から急に上昇した気温によって、今年の対策を早めに公開した方が良いと判断しました。
(近い将来は、春が本当に無くなってしまうのですかね・・・)
4月10日、国連の高官が『温暖化から地球を救う猶予はあと2年』とする声明も、早めの公開を後押しした要因です。
日本でこの高官の声明は騒がれていませんが、本当に温暖化問題はギリギリの状況なのです。
お知らせ:これまでの遮熱対策をパワーポイントベースで作成したページを新設しました。
https://kouka-setuden.amebaownd.com/
比較的費用の掛らない今年の省エネ(節電)対策について
では今年の省エネ対策を説明すると、一言でいえば窓関係から入ってくる日射対策の強化です。
これは去年の対策の結果、やはり窓から入ってくる灼熱の日射に対策をすると、明らかに電気代の削減につながると確信したので今年は3点追加する事にしました。
今はHOMEに万博のプレイベントで紹介した動画を公開していますが、過去最高に暑かった去年の夏でさえ電気使用量を下げる事が出来た真実を前半のグラフから確認頂けると思います。
去年は7月からもう一か所のベランダにWindリーダーのローコスト版を追加した事と、最も暑くなる南西の部屋にブラインドカーテンを追加した事が、省エネ(節電)の効果を発揮したと考えています。
本当は一つずつ実施すると、明白にそれぞれの効果を表現出来ますが、去年はLNGの世界的な不足もあり一気に考えていた事を実施しました。
(ホームセンターで購入した4千円弱のDCボックスファンもフル活用しましたけどね)
ブラインドカーテンはどうしても部屋に入ってくる強い熱線を遮る観点から効果が有ったと認識していますが、春先それを裏付けるかの様にBSフジのガリレオXにて東大の教授が様々な対策結果からブラインドカーテンを推奨していますので、興味があれば下記のリンクをクリックして下さい。
「デコ活 ✕ ガリレオch」熱を操る! サーマルマネジメントの最新技術|ガリレオX第298回
尚、ブラインドカーテンはホームセンター・コーナンで購入しましたが、数年は余裕で使えると思いますので削減出来た電気代から賄えたと思います。
では改めて、今年強化した費用の掛からない日射対策を2点紹介します。
去年の時点で今年は絶対にやろうと思っていたのはベランダのアルミ窓枠の熱対策と、窓ガラスに直接当たる日射の反射化です。
アルミ製の窓枠はメーカーによって様々な色が存在し、テストを実施している住宅はデザイン性からブラウン色になっており、これに夏の日射が当たると内側(部屋側)から触れても60℃近く熱くなります。
決して大きな面積ではないですが、室温を上げる要素の一つと判断しました。
ここに何をしたかというと、DAISOで販売しているアルミテープをアルミ窓枠の外側に貼りました。
このアルミテープは本来『水まわりのすき間テープに!』と記載がある幅50mm、長さ7mの商品で、税別100円です。
全周に貼る必要な無く、実際に日射が当たる下から50cm付近からの枠と、窓サッシ底部の広い面に貼りました。
これを左右2枚のサッシに使っても未だ余りが残るので費用対効果は十分見込める筈です。
注意点としては商品がとても薄くて貼り難いです。(一部はクシャクシャになります)
又、当然の話ですが貼る前には窓枠の汚れを綺麗にふき取って下さい。
課題は屋外側に貼る事になりますのでこのテープの耐久性ですよね、これは追って報告します。
注:窓枠が元々のアルミ色であれば不要かも知れません。夏場の昼に一度温度を確認して下さい。
もう一つは以前から行っているベランダからの日射の照り返しを防ぐ車のサンシェードを一歩進めて窓の内側へ直接アルミホイルを貼りました。
(外から見ると鏡のイメージ。 光沢のある側を外向けにして下さい)
もし皆さんがアルミホイルは格好悪いとお考えなら、ちゃんとした遮熱用のシートを窓に貼れば良いと思いますが、今年は春から暑いですよね。
春はまだ太陽に角度があるので結構部屋に日射が入ります。
なので簡単に試せますからベランダ窓の内側からアルミホイルを貼って、効果を試すのはアリだと思います。(感覚的にも薄暗くなり、涼しく感じますよ)
まだ本番の夏ではないですが、むかし試した市販の耐熱シートより遮熱としての効果が有りそうです。
(結構高いですがアルミ製と謳う耐熱シートも存在するので見栄えを気にする方は探して下さい)
因みに冬は日射を取り入れる為にアルミホイルを外すので、シーズンOFF後は綺麗に剥がせるようスコッチテープで四隅を固定しています。
これもガラス窓の下から60cmを目安に反射域を作っている感じです。
この高さなら外からは見えないし、光の反射で近所から文句を言われる事もありません。
コツとしてはアルミホイルがすぐにクシャクシャになってしまうので、テーブル上で適切な長さに引っ張り、付属の歯では無くカッターナイフで切る事です。
DAISOの室外機日除けカバーについて
感想:税別100円では無かったが、ダイソーからついに出たか・・・
過去にはコスパの良いベランダの暑さ対策で室外機の上にインスタント麺の5個パックの外袋や銀色の厚紙のガス台シートを固定する方法を紹介していましたが、当時からホームセンターでは室外機の日除けカバーが販売されていました。
ちょっと金額が高かったので上述の方法を試したのですが、今年からでしょうか、DAISOが同等品を税別200円と300円で販売しています。
200円が40cm×80cmの厚み5mmで紐160cm、300円が48cm×80cmの厚み8mmで紐190cmです。
今は200円側を冷房能力2.2kW(6~9畳)の室外機に、300円側を冷房能力3.6kW(10~15畳)の室外機へ取り付けています。
メーカーや機種にもよると思いますが、3.6kWの室外機に200円のカバーは取りつかないと思いますので、購入前には必ず実際の寸法をご確認下さい。
室外機の中には電解コンデンサーという電気部品が使われている筈なのでエアコンの延命にも役立つでしょうし、元々冷却効率が良くなるという目的で販売されているので日射が当たる時間帯の省エネにもなると思います。
又、Windリーダーが突風で外れた後、近くに室外機があると天板が鉄製なのでシートの磁石が引っ付く場合が有ります。
そうすると、突風保護の後は奥のパイプに引っ付いて風を受ける面積を減らすというコンセプトが実現出来ないので、Windリーダーと室外機が近い場合はこの日除けカバーを必須で付けて頂きたいです。
室外機は側面の一部も鉄板ですが、カバーによって室外機に磁石が付く確率は相当減ります。
さあ、以上を参考にして、温暖化を遅らせる目的で少しでも省エネ(節電)をしましょう。
(Windリーダーもローコスト版なら2年間、大切に使って頂くと、節電で浮く金額と購入費用はかなり接近すると思います)
【追伸:中国で100年に一度の洪水と、卵サイズの雹】
4月20日頃から中国南部での大規模な洪水が報じられています。
又、豪雨のイメージが無いUAEやアフリカのケニアとタンザニアでも洪水のニュースが流れています。
以前から説明しているようにジェット気流が乱れると、この様な異常気象がこれから増加する事は容易に想像出来ると思いますが、身近な仲間と話していても日本では危機感が余り感じられません。
しかしどうでしょう、今回の中国の豪雨では一部で卵サイズの雹も降り、ヨーロッパの雹被害で流れる車のガラスがバリバリに割れている動画も有りました。
あのサイズの雹に発展するには南からの湿った空気と北からのかなり冷えた冷気がぶつかる条件が必要ですが、中国南部で発生したので今年は日本でも発生する恐れがあります。
なので誰も他人事では無く、冒頭の国連の高官が発言した通り、今直ぐに行動しても間に合うかどうかの時点まで追いやられています。
是非将来を予見出来る賢い人間が先頭に立って、まずは脱炭素の空気感を作るべきです。
大きな雹は車もそうですが、ソーラーパネルや屋根にもかなりの被害が出ている筈。
つまりほんの数十分で誰もが数百万円の被害を被る事になります。
勿論あなたも当事者なのです。
上の写真は外から撮影したアルミホイルとサッシ枠に貼ったアルミテープの画像
外側に貼るアルミテープは涼しい時間帯に行って下さい。
(右側のパイプはWindリーダーです)
0コメント